第2回 陸前高田 支援物資搬送レポート  5月11日記載
■今回も多くの支援物資をご提供いただき本当にありがとうございます。
   
多くの物資ありがとうございます キャラバン満載でした。

ご提供頂いた支援物資は、今回も前回同様 陸前高田市の給食センター平さまに引き渡して参りました。
この持ち込んだ物資を見て、役場の平さんいわく、「県から提供される野菜の支援物資よりも多いよ!」
今回の支援物資のお野菜、深谷ネギ(100kg)、人参(10箱)、レタス(16箱)、ナス(6箱)、トマト(3箱)、ジャガイモ、レトルト食品、缶詰類、ガムテープ、その他いろいろ


■陸前高田市の給食センターで荷物をおろしてこんなものを頂きました。 

帰りの道中食べて下さいと・・・
 

この被災食をごらん頂いてどう思われますか?
皆さんが、来る日も来る日もこの食材をずっと食べ続けるとしたら・・・
毎日毎日同じものを食べないといけない現状がそこにあるのでしょうが・・・なんとも身に抓まされる思いです。

食べられるだけ良いんじゃないの??と思われる方も、自分が毎日このパンと缶コーヒーばかり与えられたら・・・どうでしょうか?当然賞味期限が長く日持ちのするものが多いようです。この種のパンは味も単調で種類も限られているし、おかずパンなどはたぶんないのだろうと、、、簡単に想像が出来ます。

そしてこの状況がいつまで続くのか?先の見えない不安とたたかいながら・・・。


■3月11日から2カ月が経ちました。

陸前高田の広大な被災地は砂利道が舗装され、ガレキが集められ巨大な山になり、ガレキの中に車や重機の通路が増えて、機動隊・警察や自衛隊の人数が増え、復興作業は確実に実施され 前に進み始めている様子を伺う事が出来ました。

     
     

しかしその様は、ものすごいスピードで何かが始まるという感じではなく、まだまだ問題が山積していて始めたくても始められないような感じも同時に受けました。

仮設住宅の建設で被災地に赴いている2名の知り合いにも現地で会う事が出来て、その現状も目の当たりにする事が出来ました。
 パの付くSさんは、陸前高田のオートキャンプ場に毎日往復4時間かけて60棟建設中。建設資材の調達もままならない状況で頑張っておりました。そしてダンディなSさんが石巻で仮設住宅の建設。廃校になった高校に避難してきた小学生と中学生が入り、学校の空いている敷地に仮設住宅を100棟建設されていました。

 報道によると現在6000戸の仮設住宅が建設され、8月中旬までに6万戸を建てる予定になっているとか・・・みんないろんな問題と立ち向かい頑張っていらっしゃいました。体調を崩さず、怪我なくがんばってもらいたいですね。

■陸前高田の給食センター 平さんはようやく最近になってボランティアさんの好意で散髪をされたそうで、すっきりた穏やかな表情に変わられており、とても安心しました。

 自衛隊が運んでくる支援物資は1日に3回ほど。お米と水は届いても野菜は来たり来なかったり。この給食センターは避難所の分もそうですが、自宅で避難生活をされている方々にも分配されているそうなので、かなりの需要があると考えられます。我々が提供したその物資は、それを十分に満たす量ではないのですが、とても喜んで感謝されました。

 皆さんの善意が詰まった今回の野菜やレトルトは、何十人・何百人の避難者の1食分になり、その避難者に笑みがこぼれて、「おいしい」と喜んで食べてもらっている事を願っています。
 また次回の支援物資搬送の際には、皆様のご協力を賜りたくよろしくお願いいたします。 

■これからの事   
 まだまだ復興には時間がかかります。これからもこの支援活動は、出来る範囲で継続していきたいと考えております。しかしながら皆様の協力なしではこの活動も成立しない事も確かです。
 可能な限り、継続的なご支援を賜りたくよろしくお願い申し上げます。
 この2カ月で変化はあるものの、被災者の実質的な生活には何の変化もないように感じます。
 まだ行方の分からない方々が早く見つかり、復興への道筋が見えて、被災者が仮設住宅に住めるようになり、普通の生活が戻る日が1日でも早く来る事を祈っております。

   
第1回 陸前高田 支援物資搬送についての御礼状

 陸前高田市長 戸羽 太様より御礼状が届きました。皆様の善意に対してのお礼です。感謝いたします。
本当にありがとうございました。

  
第2回 陸前高田 支援物資の搬送について

こんにちわ!森内です。さて、前回同様、陸前高田市 給食センターへの復興支援物資搬送を計画いたしました。
実行については以下の通りとなります。
  ■陸前高田市搬入予定日時 : 5月7日(土曜日) 9:00前後
  ■搬送予定日 : 5月6日(金曜)夜中 7日早朝の移動
  ■積み込み : 5月6日(金曜) 午前・午後
  ■支援物資 : 野菜 レトルト食品 缶詰
      お野菜は、搬送日までに時間がありますので、最近の気候ではとてももたないと思われます。ですので、5月3日~5日に気温が低い軽井沢に持ってきて頂ければと思います。
   缶詰などは、中身はどんなものでもOKです。おかず系でもフルーツ系でも・・・
   レトルト食品もとりあえずご家庭にあるものとか・・・提供できるもので構いません。
  ■業務内容 : 支援物資を現地に搬送・搬入するのみの内容です。 現地で何かボランティア活動が出来るわけではないので、物資を持って行っておいてくるのみになります。 

くれぐれも・・・・今回も皆様の出来る範囲内でのご協力で十分です。無理な事は望んでいませんし、無理な事をやっても続けられません。みんなで出来る範囲で継続していきましょう!!

現地の状況(役場の平さまから聞いた話)
 前回の物資搬入後 時々刻々とは変化する避難所の現状は、やはり野菜類の受け入れ量が絶対的に不足している状況は変わらないようです。仮設住宅に入る方も食事については避難所生活者と一緒なので人数が少なくなる事はないのですね。
 また、仮設住宅の生活においても家財道具や家電品、食器に至るまで1から揃えるとなると大変なようにも感じますが、陸前高田の場合はそんなに問題なくすべての道具は義援金から揃えられているようで一安心・・・といったところのようです。
 ということで、今回の支援物資の募集も野菜やレトルト・缶詰などの食品類に致します。

募集の方法
 
野菜について・・・・最近は夏日になる事もあるので、お預かりしても保管が難しい時期になってしまいました。ということでこんな方法でお預かりしようと思います。
 私は5月3日~5日まで軽井沢モーターパークにいます。野菜をご提供頂ける方で軽井沢に練習走行をされる方がいらっしゃいましたら持ってきていただけないでしょうか?もしくは練習に来られる方にお渡しいただいてもOKかと思います。
 量が多い場合は6日の積み込み日に合わせて回収をしに行く予定にしています。しかし、搬送する車のキャパと引き取りに行く時間と距離の問題がございますので、あらかじめお野菜の量が分かればお知らせいただき、調整をさせてください。

 缶詰・レトルト食品について・・・・5月1日にオフロードヴィレッジAコースにてヒーローズアダルトR3を行います。この大会本部にて、缶詰やレトルト食品の募集を行います。お気軽にお持ちください。この日に来られない方々は、軽井沢モーターパークに持ってきていただくか、ヒーローズ事務局に送ってください。
株式会社 ヒーローズ  〒355-0154 埼玉県比企郡吉見町南吉見2089-39  TEL 0493-59-7001  FAX 0493-54-3618
森内 携帯  080-4196-3618

その他、募集方法についてはいろいろとご提案があると思いますので、メールやお電話にてご相談ください。


 

 

被災地を訪れて分かった事、そして私たちに出来る事。

 

 4/5

 短期間にもかかわらず、大変多くのお野菜その他の食糧・衣類、並びに協力金を頂きましたこと、本当に、本当に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

ごめんなさい。この現場を目の当たりにするまでは、はっきり言って他人事でした。

知人の浅川くんに応援を求められ、半信半疑で物資を募集はしたもののやっぱりどこか偽善的。皆様から預かった心のこもった支援物資を被災地 陸前高田に運んでいく道中は、目的はあるものの・・・その後のビジョンは描けないまま、、、

実際にその津波が残した爪跡を目の当たりにし現場に立ってみると・・・、そのもどかしさ、悲しさ、悲惨さを自分の肌で、五感で感じ、自分の出来る事の小ささもひしひしと痛感させられました。

今回の支援が被災地の1食分にも満たない物だとしても、心から喜んでくれた役場の平さんの笑顔は忘れることは出来ないし、自分の立場やその中で出来る事をもう一度整理し、今後もこのような支援活動を多くの人に伝え継続的に行うにはどうしたら良いのか?を考える事が私に出来る事ではないだろうか。そんな思いにかられて・・・、

■避難所には、今必要なものが足りない

 他の避難所は分かりませんが、この避難所には衣類は足りていて、食べるもの特に野菜関係が不足している。
そして、自衛隊が運んで来てくれるものは決して必要なものを必要な分量を運んできてくれるわけではないという事。
 お米(おにぎり)やパンはある程度満たされてはきているものの、炊き出しの具がない。

 もしかしたらどこかにたくさん野菜もあるのかもしれません。でもそれを運ぶ事が出来ないのでは・・・? 広範囲にわたる被災地であるがゆえに指示を出せるだけの情報も入らず、まとめる指揮者も多忙な業務に縛られながら、自衛隊やボランティアも指示を待つ状態に陥っているように想像ができます。
 




■現地に来ないと分からない

 国道343号線から突然開けたその光景は言葉を失います。何も言えない、何も考えられない、ただただその自然の脅威に唖然。
 被災地陸前高田の給食センターを取り仕切る平さんとお会いし、ほんの少しの時間ではありましたがこんな事を強くお願いされました。

「支援の手は多く寄せられています。でも皆さん1回こっきりでそれでおしまいなんです。出来れば長く支援頂けないでしょうか。すぐでなくても良いんです、2回・3回と支援頂けると助かります。」

 1ヶ月、2ヶ月後に皆さんの意識の中に被災者を思う気持ちが、まだ残っていますでしょうか?報道はされているでしょうが、少なくなっていって、意識もしなくなり募金をしたからいいや・・・そんなふうになってしまうのは、私も含めてそれが普通なのかもしれません。

■多くの人の応援を希望します

 考えるに! 
 まず、支援する我々は、自分の生活が出来ている事が前提にあって、その中で小さな支援を直接的に、もしくは、間接的に継続してやり続ける事が大切なのだと思います。

 そう考えると私が動ける時間は限られています。つまり一人でどうにか出来る問題ではなく、多くの方々と一緒に考え、やり方を工夫していくことが、継続的に支援していける方法であると信じます。

 もしも可能であれば被災地に赴ける方がいらっしゃいましたら、行ってその現状をみなさんの五感で感じてみては頂けないでしょうか?そうして次に何をやれば良いのか?次に何が出来るのかを一緒になって考え、行動を起こして頂けないでしょうか?

 私はヒーローズとして、皆様に声をかけ続けていける立場にありますし、それが私にできる事だと考えています。もちろん私も時間と費用を調整しながら再度被災地へ赴く準備をしようと思います。物資の提供も当然必要なのですが実際に現地に行って頂ける人を一人でも多く募って、その人が1回でも行く事が出来れば定期的に被災地のニーズに応えられると考えています。

 被災地は1日1日ものすごいスピードで変化し復興してくようにも思います。でも報道されている事が決してすべてではなく、現場の必要なものは日々変わっていく事は簡単に想像ができます。今回の支援をきっかけに何かをしたいと考えている方々に是非お力を借りられれば幸いです。

今後の活動に興味があってご協力頂ける方は、上記、問合せより「復興支援に協力参加」と書いて頂き、連絡先を明記頂ければ幸いです。こちらから返信させていただきます。次に何をやるかは決まっておりません。でも、平さんと連絡を取れば何が必要か?何がほしいのか?それは分かります。行ける人がいて、行く手段や経費の問題をクリアーに出来ればすぐに実行に移せます。みなさんの連絡をお待ちしています。