2009 第1戦 レポート by Sakumax

開催日 3月15日(日)
会 場 モトフィールド榛名(群馬県高崎市)
天 候 快晴
コンディション ドライ
リザルトメニュー
79分 クラス別
79分 総合順位
69分 クラス別
69分 総合順位

■MYフォトグラフ
■パドック・ブリーフィング

■練習走行

■79分クラス

■69分クラス

■表彰式

 参加者のみなさま、大変お疲れ様でした。今回も参加頂き誠にありがとうございました。心配された金曜夜の雨の影響はほとんどなく、雨が降っても結構水ハケが良いことが実証されました。土曜の朝からバッチリ走れたようなので、これからは雨の日の練習でもこのコースはおススメということですね。

 土曜の夜はすっかり冷え込んで、朝起きて芝生の駐車場を歩いていると霜柱が「サクッ」「サクッ」と心地の良いリズムを足元から奏でて、気分も上向き絶好調!!駐車場から見下ろす景色は昼夜を問わず気持ちを晴々としてくれます。未体験の方、ぜひ一度お越しくださいな!

 まずはリザルトと写真をアップしましたのでご覧ください。レポートはもうしばらくお待ちください。


79分

10時25分、マーシャルを先頭に市販車クラスからコースイン開始。ゼッケン順に隊列をなしてオープニングラップを周回していく。が、しかし、1周目の後半セクションのタイトコーナーで1台がスタック。これにより後続の車両が停止を余儀なくされる。順調に2周目に突入できたのは#1神田隆博、#2中村正司の2台のみとなる。そして3番手の#3石井ちゃんが姿をあらわしたのは45秒後のことだった。以下、順々に周回チェックポイントを通過。しかし、コンペクラスのビハインドは大きく、しんがりの#99エロジジイが2周目に突入すると、その10秒後には早くもトップの神田が3周目へ突入。ラップダウン寸前の状態からレースは開始された。トップ神田はXR250で安定した走りを続け、それを追う2番手中村はKDX125SRで大健闘の走りを見せる。その背後は40秒ほど開いて#5TAKAKUSAKIが3番手に浮上。CRM250Rはハイペースで追い上げる。そして、コンペクラスのトップでスタートした#31須田謙蔵は、アドバンテージを活かして市販車を次々にパス。早くも4番手に浮上した。その背後にはトリッカーを駆る#17関誠が好調な走りを見せる。後方では#45コースオーナーの内山利弘と、そして#74山中一範の2台が激しい追い上げを開始。はたしてトップに届くのだろうか?

 レースは4周目に入り、トップ神田は周回遅れを作りながら必死に逃げる。2番手中村の背後には13秒遅れでTAKAKUSAKIが続く。だが、その後方にはコンペの須田が接近。ここから凄まじい追い上げを見せる。波に乗る須田は5周目にTAKAKUSAKIを抜き去ると、さらにジャンプで中村をオーバーテイク。あれよあれよという間に2番手に浮上していた!その勢いはとどまる所を知らず、気が付けばトップ神田をロックオンしているではないか。得意のジャンプで差を詰めた須田は、6周目ついにトップに上り詰める!神田はマイペースで走行し、10秒遅れでTAKAKUSAKIが続く。2番手争いは熾烈な市販車クラスのトップ争いとなっていった。

 

 レースは7周目に入り、トップ須田はチームメイトの#38井戸孝明をラップダウン。手招きしている。これは「ついてこい」ってことなのか?余裕でリードを広げていく。一方、凄まじい追い上げを見せる山中は、早くも20台以上を抜いて6番手に。そして5番手の#36田中健一郎の背後に迫ると8周目にオーバーテイク。さらに中村もパスし、一気に4番手に浮上した。これは、ひょっとしたら終盤に追いつくかもしれない。一緒に追い上げてきた内山も7番手に浮上。さすがにコースを熟知しているぞ。一方、トップ須田のリードは徐々に広がり、10周目には早くも30秒リード。独走状態に持ち込む。
そしてレースは10周目、コース後半のタイトコーナーで神田をパスした山中が3番手に浮上する!いよいよ射程圏内に入ってきた。これは面白くなってきたぞ。この勢いを終盤まで保つことはできるのか、その追い上げに注目が集まる。そして、10番手までポジションアップしていた#46KIYOは、転倒したのかフロントタイヤを蹴っている。13周目、トップ須田は圧倒的なスピードでリードを50秒に拡大。そして2番手TAKAKUSAKIと3番手山中の差は6秒に縮まる。神田は依然として4番手のポジションをキープ。しかし、その後方にはオーナー内山が接近。そして田中と#44柴崎義弘も続くコンペクラスの3番手争いが熱い。そしてレースは40分を経過。半分を消化して、15周目に突入していく。

 トップの須田はついに1分もの大量リードを築き、独走態勢に。しかし、ここで山中が2番手TAKAKUSAKIを捕らえると、コース後半のコーナーでオーバーテイク!その後、カメラに向って余裕でピースしている。・・・もしかしたら自分がトップと勘違いしてるんじゃないだろうか。とにかく、知ってか知らずかコンペクラスの一騎打ちとなる。そして3番手に落ちたTAKAKUSAKIが依然として市販車クラスのトップをキープ。その後方には1分半遅れで内山が続く。コンペクラスの3番手だが、早くもトップにラップされそうな状況だ。そしてレースは19周目、なんとブラインドジャンプで転倒車に内山が突っ込みクラッシュ!ダメージが大きく、このままリタイヤに終わってしまうことに。う〜ん、残念でした。
そしてレース終盤、はコンペクラスのトップ争いに注目が集まる。トップ須田は55秒のリードで逃げる。が、22周目、コースサイドで山中に「31がトップ、今2番手だよー!」という母の声が飛ぶ!それを聞いてスイッチが入ったか、ハイペースで追い上げ開始。面白くなったきたぞ。しかし残り時間は20分弱、はたして逆転することはできるだろうか?後方には、安定した走りで3番手TAKAKUSAKIが続く。市販車ながら唯一トップ2台と同一周回をキープしていた。
そしてレースはファイナルラップ、トップ須田は油断しているのか?それともペース配分か?、流しているように見える。一方、2番手山中はトップの20秒後方まで迫ったが、結局は背中を見ることはできないまま時間切れに。須田は序盤に稼いだ貯金を有効に使って最後は逃げ切り、クルージングでフィニッシュ。見事に総合優勝をGRTした。山中は惜しくも2位。そして3位に食い込んだTAKAKUSAKIが、市販車クラス優勝に輝く。

#31須田謙蔵 コンペ スーパー 総合優勝    
「後ろ2番手が来ているのは分かってました。ヤベーなと思いながら走った。スタートはポジション的にアドバンテージがあったから、誰がどうとか気にしないで走れましたね。トップに立ってからは、後ろばがり気にしてましたけど。このコースは3戦全部エントリーします!」

 

#74山中一範 コンペ スーパー 総合2位   
「どれだけ離れてるか分からなかった。最後はどんどん近づいていくのが見えたんだけどラスト1周のボードが出なかったので、そのまま終わっちゃった感じですね。1〜2回ニュートラルに入って転びそうになったのと、ローリングスタートの時に渋滞したのが敗因かな?後ろにトップが来てたので(笑)」

 

#5TAKAKUSAKI 市販車 クラス優勝 5480 5463    
「テーブルトップも頑張ってほとんど飛びきった。なかなか面白かったですよ。トップの#31は序盤に抜かれてしまって、速くてついていくことができなかったですね。でも、1回転倒したけどすぐ再スタートできた。ここはホームコースですから毎週来てます!」

 

 

#1神田隆博 市販車 クラス2位      
「最初に1番手で飛び出していったんだけど、結局は#5が速すぎたね。XRじゃサスが弱くて自分の膝が痛くなった。午後はハスラー50で出るので、もっと苦労するかも」


69分
 午後に入ると路面は急速に乾き始め、ホコリが立つほどのドライコンディションに変化していく。マーシャルを先頭に、4ストミニからローリングスタートが開始。#1八木亮太、#4村上裕、#11工場長、#30上岡登と続く。この4台が4ストミニ勢で、5番手以降はMX85クラスに変わる。#31魚屋と#33山崎光明、そして#34ペパーが続いていった。今回は順調にオープニングラップを周回したようだ。2周目に突入してレースが開始。するといきなり村上が1コーナーで八木をオーバーテイク。狙い澄ましていたかのようにトップに浮上する!しかし、その後のテーブルトップで工場長がトップを奪う!目まぐるしく入れ替わる上位陣は、2番手に山崎、そして3番手に魚屋が浮上して、4ストミニとMX85のバトルとなっていった。
そしてレースは3周目、テーブルトップで一気に仕掛けた山崎がトップを奪う!今回のパッシングポイントか?!2番手には工場長、そして3番手の魚屋がラインをクロスさせながら追い上げる。その背後には上岡も接近しているぞ。4周目に入り、トップの山崎は早くも6秒にリードを拡大し、逃げ始める。一方、2番手争いは相変わらず工場長vs魚屋vs上岡の、三つ巴のバトルが続く。その後方は20秒遅れでペパーが5番手に。そして#35ヨッシー、#47神田乙矢、#83ミヤチャンと続いていった。5周目に入ると、テーブルトップ上で魚屋が2番手に浮上!トップ山崎を追撃開始する。そして後方ではミヤチャンが転倒。再スタートするがポジションを下げていった。
ここから魚屋の追い上げは凄まじく、一時は15秒まで開いたリードを周回ごとに削り取っていくと、なんと8周目にはトップに浮上!そして上岡が2番手で続き、山崎は3番手にポジションダウン。どこかでミスしたか?レースは15分を経過して、中盤戦に突入。各車のペースが上がっているようだ。そしてレースは9周目、ハイペースで追い上げた山崎が再びトップを奪う!だが2番手の魚屋もあきらめずに背後に続く。トップ2台のガチンコバトルが開始された。一方、上岡はポジションキープの走りに切り替えたのか、徐々に離され単独走行となっていった。その後方では工場長とペパー、そしてヨッシーの4番手争いがヒートアップしていく。

 レースは14周目、ここで再び魚屋がトップに躍り出る。2番手の山崎はミスしたのか、10秒ほど遅れているぞ。しかし、2分27秒台の最速ラップをたたき出して山崎が追い上げ。そして16周目、またしても魚屋をオーバーテイク!トップに復帰した。速さの山崎と、安定感の魚屋。2台のバトルは最後までいくのだろうか?一方、単独3番手で上岡が続き、その後方ではペパーとヨッシーが4番手争いを演じていた。
そしてレースは終盤戦に突入。トップ山崎と2番手の魚屋はテールtoノーズのまま首位争いを続ける。まるでスプリントのような接近戦は19周目に入り、なんとここで山崎がピットイン!ガス欠を避けるために給油を行った。一方、魚屋は周回チェックポイントでエンストしたが、山崎がピットインする間にトップに浮上!大番狂わせとなった。山崎は2番手でコースに復帰するが、しかし魚屋のリードは一気に35秒となる。レースは残り20分弱。逆転は可能なのか?
ここからロングスパートを仕掛けた山崎は、毎週5秒ずつ詰めていく。一方のトップ魚屋は、もう来ないと思って油断してるのか、それとも体力的に限界か?クルージングモードで周回を重ねているようにも見える。そしてレースは残り10分となった25周目、ついに山崎が魚屋の背中を捕らえる!2台はサイドbyサイドのまま、コース奥へと吸い込まれていく。はたして前で帰ってくるのは、やっぱり山崎だった!まさか盛り返すとは!
山崎は、残り周回もハイペースをキープしたまま逃げ切り、魚屋の追撃を振り切ってチェッカー。自ら演出した波乱のレースを制した。給油してても勝っちゃうんですから大したもんです。そして、再三トップに浮上した魚屋だったが、終盤は力尽きたか2位に終わる。でも遠征した甲斐はありましたね。3位に入った上岡が4ストミニのクラス優勝。そして4位にはペパーが入る結果となった。
みなさんお疲れ様でした。

#33山崎光明 MX85 総合優勝   
「最初の頃がピークでした。それで腕が上がってしまって、さらに転倒者に絡んで転んだりしてしまいました。燃料補給している間にちょっと休めたので、それで腕上がりも回復できたので、最後にパスすることができたんだと思います。ピットインしなかったら、たぶん燃料はギリギリでガス欠したと思います」

 


#31魚屋 MX85 総合2位     
「このコースははじめて来ましたけど、最高!マディだったら出たくなかったけど、コンディション良くてストレス発散できました。目の前でピットインしてくれてラッキー、と思ったんだけど、やられちゃいました。でも無理して転ぶよりは、自分のレベルの範囲内で十分楽しめました」

 


#30上岡登 4ストミニ クラス優勝 5564 5532    
「ヒザが悪いので、なるべく座って走ってます。順調に、転ばないように走ったけど、ラスト1周で転んでしまった。エンジンが止まらなかったのですぐに再スタートできたけど。今日はコンディションが良くて楽しかった」

 


#83 ミヤチャン 110 クラス優勝 5565 5348    
「このCRM50は5年ぶりで出してきました。前の人がパンクしてくれて良かった。神田君のハスラー50も2回抜けたし(笑)」

 


#73 岡田麗美 レディス クラス優勝 5370  
「怪我が治ったので、次はヒーローズKIDSで勝ちたいです」






 

 

 




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