2010第2戦 |
Photo by Seijiro
repo by deco
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開催日 |
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11月14日(日) |
会 場 |
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モトフィールド榛名 |
天 候 |
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晴れ |
コンディション |
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ドライ |
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少ない中でも思いっきり走っていただけましたかね?でもエンデューロは多いほうが良いですね。
思いっきり転んだ方もいらっしゃいましたが、無事に終了出来て良かったです。榛名のベストコンディションの中、少しのバトルと自分との戦いに勝つことは出来たのでしょうか?暑からず寒からず、本当に良い気候でしたね。
【38分】 気軽にFire ED 【79分】 混走
38分の気軽にファイヤーEDクラスはビギナークラスとレディースクラスの開催。台数が少ないかったので、79分との混走でお願いし、同時スタートでゴールが違う方法で実施。
マーシャル先導でゼッケン順に1周サイティング、市販車の#1志田敏行が先頭でコンペクラスがそれに続いて、さらに気軽にEDクラスの#2江頭洋一郎、#199よしおと続いて・・・・あれっ スタート直後すでに#67ゆりこばさんの姿が無い!!のっけからエンジンがかからずにスタート出来ずにすでに半周以上の遅れ。がんばって!
マーシャルがコースアウトしいよいよレース本番!まずは79分コンペクラスが飛び出す。#36佐久間光平がレースを引っ張り、#30二木英明、#775 SUTTONが続く。これが第1グループ。そして、10秒遅れで第2グループが、#31てつま、#76福島明雄の接近戦。面白いバトルが見れそうです。
気軽にファイヤークラスは、#2江頭がトップで優々逃げ切りか?と思われたが・・・奥でエンスト!!もったいないです。ご本人も恥ずかしかったと言われてました。このアドバンテージを#199パストラーナよしおは、守りきって走り続ける事が出来るのか?知ってか?知らずか?順調に走る、走る!
4周目は、逃げる佐久間に二木が果敢に攻める、それを後ろでSUTTONが冷静に後ろでウオッチング。
5周目にはトップ佐久間の後ろにぴたりとSUTTONがついて、そのタイミングを計っているかのよう・・・
7周目ついにSUTTONが前に出でココから本領発揮か!!佐久間、二木もその勢いについていくようにペースは上がる。その10秒遅れぐらいに第2グループのバトルが展開されているが、そこでも8周目に変化が起きていた。てつまと福島のバトルは福島が前、しかしその後ろで離れることなくしっかりと てつまはこらえていた。
一方、気軽にEDクラスは最初にもらったアドバンテージをしっかりとキープし、よしおがコンスタントに周回を重ねている。レディースゆりこばさんも気持ち良く自分の走りに徹してチェッカーをめざしていた。前乗りのゆりこばさんはなんとなく速く見えるんだけど・・・気のせいかな??
8周目に入って一人旅になったトップSUTTONは、「なめなめで走る」と言っていたはずが、少しずつ自分のペースを取り戻し見せ場のテーブルもきれいに合わせて順調にペースを上げていった。佐久間、二木とのタイム差は15秒。第2グループの4位福島も二木に追いついてきて15秒遅れ。2位以降が混沌としてくるのか?中盤から終盤戦に期待しよう!他のライダーが2分30秒前後で周回をしているのに対し、SUTTONはコンスタントに20秒前後で周回し着々と全員ラップを狙い始めた。
中盤は大きな変動もなく、全ライダー淡々と周回を重ね、レースも後半戦。SUTTONは53分過ぎの21周目に入って、2位佐久間以外は周遅れにしてしまい圧倒的なスピードをキープ!すごい。まだ前を行く佐久間の姿は見えないが、おそらく佐久間もその気配は少しずつ感じていたのではないだろうか?
そして、26周目に集計ポイントに戻ってきたのは、佐久間のすぐ後ろにSUTTON。そして27周目にSUTTONは全員ラップを完成させ、さらにトップを激走し79分を34周してチェッカーを受けた。2位には佐久間が入り匠の技が輝るきれいな走りときれいなKTMがものすごく印象的でした。その30秒ほど遅れでこのクラス最高齢(59歳)の福島が1985年YZ125でペースを落とすことなく2位佐久間と同周回の33周でチェッカーを受ける。
優勝したSUTTONは「榛名が好きで走りに来た。来年はJNCCでもクラスをあげたい」と抱負を語ってくれた。本当にバイクが好きなツインズ佐藤兄弟には来年の活躍を期待したい。健闘を祈ります。
【69分】
69分も79分と同様にゼッケン順のサイティングローリングスタートから始まった。前のレースのSUTTONに触発された加藤木は、ひそかに全員ラップを心に決めていたようだ・・・。
スタート前には#47上村もやる気満々!今日は少しでも加藤木についていこうという気迫が感じられる。
ローリングが空けた2周は、予想通りぴったりとくっついて、今日は何かイケソウな雰囲!
3周目に入って順当に#31加藤木が帰って来て・・・・・、あれれ?上村の姿が無い。早くも転倒?ちょっと気合いの入れ過ぎで空まわりしたのかも?
替わって2番手には4ストミニクラスの#27八木、3番手に同クラスの#67工場長、MX85での2番手に#48神田乙矢、#443山下あゆみが続いて、その後ろに上村が入って、#30比留川博文と続く。八木は自分のペースを維持してコンスタントに周回を重ねるが同クラスの後ろに控える工場長も2分30秒前後で同じペースのライダーなのでミスをしなければそのまま逃げ切れそうな感じ。お互いに苦しくなってくる50分過ぎに要注意っていう感じでしょうか?
#47上村は細かなミス・転倒を繰り返しながら徐々にペースをあげていくのだがちょいちょいのミスが時間を重ね10周目にはトップ#31加藤木との差は1分30秒ほどに開いていた。加藤木はコンペクラス優勝のSUTTONとほぼ同じペース2分20秒を切るタイムで周回を重ね、前を行く同クラスのライダーの背中をひたすら追いかける。
4ストミニクラスは、依然 八木が良いリズムでコンスタントに走っているので、工場長は成すすべもない。ちょっとのミスでも順位がひっくり返ってしまうので八木君の手には汗がぐっちょりで走っていたに違いない。
熟練の技でどんどん周回遅れを作っていく加藤木は、唯一同周回の上村をとらえたのは22周目の最終コーナー。多分上村もこの順位は分かっていたは
ず!チェックポイントで後ろにつかれた上村は少し焦り気味。1コーナーをイン・アウトに分けて並んで飛んだジャンプで上村は着地に失敗し惜しくも転倒を喫して
しまった。残念無念。出来ればこのバトルを何周か見たかったのにぃ〜。ここで復帰するにも1周のアドバンテージを作ってしまって何とか再スタート。ペー
スを落としたものの最後まで走りきって入賞圏内!お見事!
レースも終盤。この間隙をぬって台頭してきたのは、ジャンプをキャーキャー叫びながら飛んでレースを楽しんでいる#443 山下あゆみ。コンスタントに2分30秒前後で周回を重ねて、ちょうど1時間を経過する23周目。じわじわとのし上がって来て、2番手を走行する八木をとらえて前に出た。そのまま一気につき離すかと思いきや!八木は諦めずにしっかりついていき、もう一度チャンスをうかがう。しかしもう時間が無いぞ!!
トップ加藤木がチェッカーを受け、注目はこの2番手争いに注がれた。想像としては山下がインをしっかりとふさいで抜かれることなく2位をキープして帰ってくるはずだが・・・奥から先に姿を現したのは赤いマシンの八木。そのあとを必死に追ってくるのが青いマシンの山下あゆみ。さすが大人の計らいか?同じクラスではない八木を先に行かせて憂愁の美を飾らせてあげたに違いない!
まあ理由はどうあれ、69分をしっかりと走りきった八木選手には自信を持ってこれからますますモトクロスを好きになって、長く親しんでいただきたいです。
それにしても前回同様 加藤木さんは速かった。熟練の走りというか、匠の走りというか・・・いつまでもこの速さを保ち続けて、若い方々をねじ伏せて頂きたいと思います。
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