Report by Sakumax
協賛各社(順不同・敬称略)
株式会社 ウエストウッド井原商会  T.E.スポーツ  スージーディジット  
KAMIKAZE スポーツ  ウエストポイント  日晃スポーツランド  
■ROUND1
開催日 :2月17日(日)
会 場 :日晃スポーツランド
天 候 :曇り
コンディション:ミディアム−ドライ
■リザルト
■50ccクラス
 ●ノービス
 ●ミドル
 ●エキスパート

■65ccクラス
 ●ノービス
 ●ミドル
 ●エキスパート

■85ccクラス
  ●ノービス
 ●ミドル
 ●エキスパート

■ポイントランキング
50クラス
65クラス
85クラス

男子総合
女子総合

年齢別
地区別
メーカー別

チーム ランキング

■MYフォトグラフ
パドック・ブリーフィング
練習走行
予選
ヒート1
ヒート2
ワンラップキング
表彰式

DVDダイジェストです。

 当日は晴れているのですが、うす曇りになることがしばし。上空は、風が強いのか?あっという間に「黒い冬の雪雲」のようなものを運んでくる。「もしかしたら雪が降るのかな?」そんなことを思わせるとても冷たく寒い一日でした。しかし、元気なキッズライダーたちは、お父さんやお母さん、友達と仲間の応援やコースの下見と縦横無尽にコースサイドを駆け巡って元気一杯!!じっと見ていると時間を忘れる風景でした。

コースは部分的に凍りついていて、受付時間にはまだまだカッチン・カッチン。スケートリンク状態。これが練習走行から予選へと進むにつれて、冷凍チョコレートから溶けたヌメヌメのチョコレート状態に変身!!下は堅いのですがやっぱり底が見えないところに突っ込むのは、ビギナーが多いこの大会では躊躇するライダーも多かったように思います。実際にはまったライダーもいたのかな、、、

今回のアトラクションはリレーではなくて、スタート練習を目的とした「ワンラップキング」。いわゆる1周だけのナンバーワンを決めるレース。予選・ラストチャンスを繰り返し、決勝は3台から5台のバトル。「1周だけなら任せとけ!」「スタートは任せとけ!」そんなライダーの自信を向上させるのとスタート練習がみんなで出来ればいいのかな?と思ってやってみました。

そして、「今日のヒーロー」は、50ccノービスクラスで遅いながらも頑張って走り切った#85小平千波くんをスタッフ全員で選出しトロフィーと副賞を差し上げてその努力を称えました。次回もヒーローを作りますので、みんなも一生懸命走ってください。

50cc エキスパート&ミドル
ヒート1、ホールショットを決めたのは#51小林康志郎だ。2番手には#3益子慎太郎が、3番手には#2菊地悠太が付ける。だがロングフープスで益子がバランスを崩す間に、隙を突いて#173平塚大晴が一気に2番手に浮上する。上位4台のトップ争いは、LEM-LX2を駆る小林がトップをキープ。2番手との差を徐々に広げはじめる。ミドルクラスながら他を寄せ付けない走りを見せて、4周目には早くも10秒リード。一方、3番手に付けていた益子だったが再びロングフープスでバランスを失い転倒。代わって3番手に浮上した菊池はアグレッシブに攻めるが、レースはファイナルラップへ。結局、13秒もの大量リードを築いた小林のスタートtoフィニッシュ。2位にエキスパートの平塚。3位エキスパートの菊池という結果に終わった。

ヒート2、#51小林は好スタートを切ったものの、転倒により順位を落としてしまう。代わってトップに立ったのは#2菊地。そして#3益子も2番手に付ける序盤の展開。スタートでやや出遅れた#173平塚も3周目には2番手に浮上し、ここからエキスパート同士の三つ巴のバトルが始まる。「おちついてけ〜」と声援が飛ぶ中、菊池は13秒リードで逃げの体勢に。一方、4周目に益子をパスした平塚が2番手に上がって、さらにトップを狙うが残り周回はあと2周。もう無理か?と思われた矢先に、なんと菊池のマシンにトラブル発生。エンジンが吹けない!みるみるペースは落ちていく。そしてファイナルラップへ突入。平塚は猛然と追い上げ、遂に菊池を捕らえてトップに浮上!劇的な逆転でチェッカーを受け、1/1で総合優勝を飾った。2位には、なんとかマシンをフィニッシュさせた菊池が入る。ミドルは#163ROMIが2/1でクラス総合優勝。表彰台では「ヒート1はあんまり調子が出なかった」と語った。


50cc ノービス
ヒート1、ホールショットは#45村上丈が決めた。2番手には#7藤江潤名が、3番手に#180田崎涼平が付けトップグループを形成する。田崎は序盤から果敢にアタックし、ロングフープスで藤江と村上を2台まとめて一気にパス。トップに浮上すると圧倒的なスピードでリードを広げる。一方、2番手争いは藤江と村上に#43ユウキも加わりヒートアップする。周回ごとに順位が入れ替わる3台のバトルは、4周目に村上が転倒。そしてファイナルラップには藤江も転倒して、決着となる。実はトップの田崎もファイナルラップに転倒したが、大量リードに守られ余裕でチェッカー。結局、優勝は田崎。2位には後方からの追い上げが見事だったユウキが入る。

ヒート2、スタートは#45村上が決めたが直後の1コーナーで#180田崎が前に出てホールショット。しかし、次の2コーナーで転倒してしまい、最後尾に落ちてしまう。これでトップは#7藤江に代わった。2番手に村上、3番手にユウキが続く。ユウキは2周目、ペースの落ち始めた村上をパスして2番手に浮上すると、トップ藤江を追走。3周目にはテールtoノーズとなり、トップ争いはこの2台に絞られたかと思ったところで、後方から田崎が怒涛の追い上げを見せていた。4周目にはユウキを捕らえて田崎が2番手に浮上する。しかし2コーナーでバランスを崩す田崎を今度はユウキがパスすると、そのままトップの藤江もパスしてトップに浮上。だが、藤江も抜き返してトップを死守。田崎も再び2番手に浮上して、ついにファイナルラップへ突入。1コーナーで早くも並びかける田崎。狙い澄ましていたかのようなクロスラインを使い、オーバーテイクに成功!田崎はロングフープスでのスピードを活かして後続を振り切り、1/1の総合優勝を決めた。


65cc エキスパート&ミドル
ヒート1、ホールショットはミドルクラスの#11岡田悠成。それに続くのはエキスパートの#29高山剛太郎。そして3番手に#84YU-DAIが付け、この3台がレースを引っ張る。しかし、オープニングラップで高山が転倒してしまい、岡田は楽にレースを進めることとなる。その後方では、#41そんなの関係ねぇ修也と、転倒から復帰した高山、そして#74飯塚翼が激しい3位争いのバトルを繰り広げる。3周目にはそんなの関係ねぇ修也が転倒。これにより混戦を抜け出した高山が、怒涛の追い上げでトップグループに迫る。5周目にはラインをクロスさせて2番手YU-DAIを捕らえると、さらにトップ岡田をロックオン。7周目には背後に迫り、ついにオーバーテイクするかと思われた矢先、高山はストレートで前転大クラッシュ。幸いマシンもライダーも大きなダメージはなかったようで、高山は再スタートしてフィニッシュ。結局レースはオープニングラップから逃げ切ったミドルの岡田が優勝する。2位にはエキスパートで1位のYU−DAIが入る。

ヒート2、ホールショットは#84YU-DAIが決めた。2番手には#11岡田が付けていたが、すぐに#50岩淵明志人が前に出る。序盤から激しい2位争いを見せる上位3台。4周目にはその岡田が再び抜き返して2番手に再浮上。スタートで出遅れていた#29高山も上位グループに追いつき、ここから4台のバトルに発展する。トップのYU-DAIに岡田が背後からプレッシャーをかけるが、なかなか前に出ることはできない。一方、高山は6周目にジャンプで岩淵を豪快にパスして3番手に浮上。こうなると岡田も2位キープの態勢になるしかなかった。これで楽になったYU-DAIは、ファイナルラップも危なげない走りで5秒リードを守りきった。レースは結局、エキスパートの意地を見せて逃げ切ったYU-DAIが総合優勝。「ギヤチェンジおそい」と本人は課題もあるようだが、結果は立派なもの。2位の岡田はミドルクラスで1/1総合優勝に満足な様子だった。
 


65cc ノービス
ヒート1、ホールショットを決めたのは#100穂苅邑。だが、直後の2コーナーで転倒を喫す。もったいない。代わってトップに立ったのは#43フウちゃん。マシンをKX65にスイッチしても好調をキープ。だが、2番手の#19斉藤美華が背後に迫る。斉藤は圧倒的なスピード差で難なくトップを奪うと、早くも2番手以下を引き離しにかかる。一方、転倒して再スタートに手間取っていた穂苅が追い上げを開始。3周目にはロングフープスで2台を抜いて一気に2番手までポジションを挽回した。しかし、4周目にはフウちゃんもクロスラインを使って穂苅をパス。だが、穂苅もコース奥のセクションで抜き返す。激しい2位争いの攻防は5周目の1コーナー、再度仕掛けたフウちゃんがまさかの転倒!これで決着したかに思われた。が、しかし穂苅はファイナルラップに猛チャージ。トップの斉藤に迫る!そして、1コーナーで今度は穂苅が痛恨の転倒を喫してしまうことに。これにより、クルージングモードで走った斉藤が優勝を決める。そして再スタートに手間取る穂苅をかわして、フウちゃんが2位に入る波乱のレース結果となった。

ヒート2、ホールショットは#100穂苅が決めた。2番手には#166ムークンが付けていたが、すぐに#19斉藤がパス。2台のトップ争いとなる。2周目には#43フウちゃんが3番手に浮上。しかし、2コーナーのマディに捕まり転倒。大きく順位を落としてしまう。熾烈なトップ争いはサイドバイサイドで、逃げる穂苅を斉藤が追い詰める。緊迫した攻防は最終ラップまで続き、満を持して勝負に出た斉藤だったが惜しくも転倒!これにより穂苅が逃げ切る結果となる。だが、総合は1/2で斉藤が優勝。「1回だけ来た事がある」というコースで初優勝?は立派な成績です。
 


85cc エキスパート&ミドル&ノービス
3クラス混走となった今回の85cc。ヒート1、ホールショットは#298田崎恭平が決める。2番手には#57斉藤祐希が付け、1周目から激しいエキスパートのバトルを披露。2周目には早くも3番手以下を5秒引き離し、ハイペースで周回する。一方、3位争いは#35小林堅志郎と#151清水昴成の2台に絞られた。その後方では#140佐藤大司と#55三浦誠也がミドルクラスのトップ争いを演じる。だが3周目に三浦は2コーナーで転倒。清水は小林をパスして3番手に浮上。5周目にはその小林がロングフープスで転倒してしまう目まぐるしい展開。安定したペースでトップを快走する田崎は徐々にリードを広げ、2番手の斉藤に対して7秒リードをキープしたままスタートtoフィニッシュ。エキスパートクラスを制した。
ミドルクラスは、約3ヶ月ぶりのレースだった佐藤が優勝。ノービスは5周目にパスに成功した#272保坂恵理がクラス優勝を果たした。

ヒート2、ホールショットを決めたのは#298田崎だったが、他車と接触してバランスを崩す間に#57斉藤がトップを奪う。2番手に#151清水が付け、3番手から田崎が追い上げる。2周目、田崎が2番手に浮上して斉藤とのトップ争いを開始。3番手清水の後方では、#35小林と#71渡邊誉、さらに#13平塚勁兵と#1湯浅我意が熾烈なバトルを展開する。4周目、田崎はミスしたのか?3番手に後退。その後、6周目には2番手にポジションを回復するも、すでにトップの斉藤は15秒も先行してしまって、通常では逆転は不可能。このまま斉藤が逃げ切って総合優勝か、と思いきや、なんとファイナルラップで斉藤がまさかのスリップダウン。これにより田崎が難なくトップを奪い、ピンピンのパーフェクトウィンを達成。表彰台で「ラッキーでした」と自身が言うとおり、運も味方に付けた結果だ。ミドルクラスは#55三浦がヒート2を制す。しかし総合では3/2の#13平塚がクラス優勝を手にした。ノービスは、終始トップを守り続けた#58斉藤航也がクラス優勝を決めた。


ワンラップキング
今回は新しい試みとして1周レース「ワンラップキング」を開催。文字通り1周で勝負を決める勝ち抜きの超スプリントだ。50ccクラスは#43ユウキ、65ccクラスは#84YU-DAI、85ccクラスは#298田崎が、それぞれ初の栄誉に輝くキングとなる。

 



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