軽井沢までお越しいただき誠にありがとうございます。感謝いたします。初めての方々も多かったのですが、初めてとは思えない走りを披露していただき、今回も楽しいバトルが随処にみれました。本当にありがとうございます。土曜の夜半から朝にかけて弱い雨が降り続きコースはウェット!マディーでは無かったのですが、少し滑りやすい状態でした。しかし、受付開始ごろからは雨も上がって雲が切れて、青い空がポチポチ見えるようになって、蒸し暑い天候に変わってライダーにとってはとても辛い天候になりましたが、皆さん頑張って走りきっていらっしゃいました。お疲れ様です!!
スターティングマシンを使ってのスタート練習はいかがでしたか?これからも出来る時にはやっていきたいと思います。
【ミニモト エキスパート & ジュニア & ミドル & ノービス】
ヒート1
ホールショットは#76佐藤真樹が決めた。予選はテーブルトップでクラッシュしてしまい下位に沈んだ佐藤だが、決勝では調子を取り戻したようだ。2番手に#47上村保、3番手に#55マルガリ〜が続く。しかし、佐藤は2コーナーでミスして失速してしまう。これでトップは上村に変わり、2番手にマルガリ〜、そして3番手に#11sakumaxが続く。その背後に佐藤と#66山下真行が続く。林間コースで仕掛けるsakumaxは、マルガリ〜をパスして2番手に浮上!しかし、ヒート1の見せ場はここまでか?フープスで失速してしまい一気にポジションダウン。これで山下が2番手にジャンプアップし、3番手にマルガリ〜、4番手にsakumax、5番手に佐藤が続く展開に。一方、ミドルは前戦榛名で熱い走りを見せた#306黒岩公一がクラストップを走行する。だが、背後には#329KATOHが付ける。そしてノービスは、#112坂本恵一がなんと借り物のXR100Rで快走していた。
そしてレースは2周目に入り、今回唯一のエキスパート山下が上村を追い詰めると最終コーナーで並びかけ、オーバーテイク!そしてミドルは、肋骨にひびが入っていて完治していないまま強行参戦の黒岩がフープスあけで転倒を喫してしまい、替ってKATOHが娘たちの声援を受けながらトップに浮上し快走!#31延島陽一郎も黒岩をパスして、ポジションを7番手に上げた。
3周目、トップ山下はリードを拡大。まるでライツのヒート1は練習走行だったと言わんばかりの快走を見せる。2番手に下がった上村だが、依然としてジュニアクラスのトップをキープする。そして後方ではマルガリ〜にsakumaxが猛チャージ。奥の林間コースで追い詰めるとクロスラインでパスを仕掛ける!が、しかし前に出ることはできない。2台が激しく競り合うその背後には佐藤の影が忍び寄る。
そして4周目、マルガリ〜vs
sakumaxのチームメイトバトルが続く。そのインをズバッと刺した佐藤がなんと2台まとめてオーバーテイクを決め3番手に浮上!マルガリ〜とsakumaxはまさに同士討ちでポジションダウンした。一方ノービスは、坂本のマシンがオーバーヒートを起こしてコース上にストップ!レースはこのままファイルラップを向かえる。
結局、トップ山下は10秒リードをキープしたまま逃げ切りフィニッシュ。エキスパート優勝となる。「アクセル開けるところは開けて、休むところは休んで体力温存。上村さんも追ってくる気配が無かったので無理しなかった」とコメント。そして2位に入った上村も、ジュニアクラス優勝。「2周したところでバテてしまって山下さんについていくことが出来なかった。最後は後ろが迫ってハラハラでした」とコメント。一方、3位争いは最終ラップのフープスでマルガリ〜が佐藤に仕掛ける!インを狙ったマルガリ〜だったがスリップダウンしてしまい、佐藤が3位に。「漁夫の利をいただきました」と満足そう。そして、マルガリ〜がバイクを起こしているのを発見したsakumaxはアクセルを開け直したが間に合わず、マルガリ〜は4位入る。一方、ミドルは安定した走りを見せて前日練習の成果が光るKATOHがクラストップでフィニッシュ。ノービスも漁夫の利ではあるものの、運を味方につけた#190高田知洋がクラストップでチェッカーを受けた。
ヒート2
ホールショットはまたしても#76佐藤真樹が決めた。2番手には、#11sakumaxがキャブセッティングの合わないCR85で奇跡の好スタートを決める。3番手以降は#55マルガリ〜、#31延島陽一郎、#47上村保、そしてエキスパートの#66山下はスタートに失敗してしまい最後尾から発進。だが、オープニングラップで早くも6番手まで追い上げる。そして7番手に付ける#306黒岩公一がミドルのトップ。ノービスは#190高田知洋が11番手でクラストップを走行する。ヒート1で飛び出したノッポ君こと坂本恵一はスタートでみんなについていけずに最後尾からの追い上げ開始!
2周目に入り、トップ佐藤は昼休みのキャブセッティング変更が利いたのか徐々にリードを広げていく。2番手にはマルガリ〜が浮上し、山下が3番手にポジションを上げる。sakumaxは4番手に下がり、レースは3周目に突入。
すると、なんとここまでトップを快走していた佐藤が2コーナーで転倒!どうやらマーシャル(パパイヤン)の声援に答えようとしたら転んでしまったらしい。これによりトップは山下に変わり、2番手にマルガリ〜、そして3番手にsakumaxが続く。だが、sakumaxはチームプレーに徹しようと大人しくポジションキープしていた。
すると4周目、なんとマルガリ〜が転倒!本日3回目か?これによりsakumaxが2番手。自動的にジュニアクラストップに浮上した。背後に#31延島陽一郎が付け、4番手で上村保が続く。だが上村は腕上がりのためか?ヒート2はペースが上がらないようだ。マルガリ〜は5番手でレース復帰したが、その背後には佐藤が巻き返しを図る!一方ミドルは#329KATOHがトップに変わっていたが、それをパスした#236橋本和貴がクラストップを奪う。KATOHは離されることなく必死に追いかける。そしてノービスクラスはトップを快走している高田の背後に、路面が徐々に乾いてきて調子が上がってきたのか?貴重な20歳の上田が迫ってくる。どこまでプレッシャーをかけられるのか?見守りましょう。
そしてレースはファイナルラップに入り、トップ山下はクルージングモードに突入。sakumaxは山下を捉えて大金星を上げようと必死に迫る。テールtoノーズまで接近したが、林間コースを抜けたところでもう無理だと判断し、ペースダウン。すると、途端にジャンプが飛べなくなったsakumaxの背後には延島と佐藤が接近し、フープス手前でスリーワイドの緊迫した状態となる!
レースは結局、ファイナルラップを無難に走りきった山下がトップでチェッカーを受けて、1/1エキスパート総合優勝。「逆回りははじめて。苦手ですね」とコメント。
続いて2位でコントロールラインを通過したのは、sakumaxだった!これにより悲願のクラス優勝を達成。しかし、ハナ差で2位となった佐藤が2/2で、勝たずにジュニアクラス総合優勝を手にした。延島は惜しくも3位に終わる。
ミドルは橋本がヒート2を制す。しかし総合は1/2でKATOHがクラス優勝した。「昨日走っておいて良かった。なるべく転ばないように走りました」とコメント。
そしてノービスは、高田が1/1でクラス優勝。「後ろが来ていたのは全然気づかなかった。ジャンプ飛べるようになってきた」とのこと。次回からミドルでしょうかね?
そして今日のヒーローは、マルガリ〜に決定!皆さんお疲れ様でした。
【ライツ エキスパート & ミドル & ノービス 】
ヒート1
ホールショットは#109ダイチャンが決めた。今日は予選からトップを快走して気迫を見せる。さすがは軽井沢の主といったところか。そして2番手には#107マルセロが続く。上位2台はテーブルトップを飛び切るハイレベルなトップ争いを演じる。そして3番手は賞典外だが全日本レディスの#8伊集院忍がYZ85で続く。その背後には#106羽鳥弘樹が続き、エキスパートクラスがレースをリード。一方ミドルは#112坂本恵一がクラストップを快走。2番手に#117奥泉淳広が付けていたが、最終コーナーで#91須江政美がオーバーテイクしてトップ争いが幕を開ける。ノービスは#104遅い彗星のFALCONがクラストップを走行した。
2周目に突入し、早くも須江が坂本をパスしてミドルクラスのトップに浮上。坂本は抜き返そうとしたが2コーナーで転倒してしまい、最後尾までポジションダウン。う〜ん、もったいない。そして#236橋本和貴はマシントラブル発生のためか、緊急ピットインした。
そして上位が林間コースから戻ってきたときポジションは入れ替わり、マルセロがレースをリード。ダイチャンは早くも追い下げ?背後に伊集院忍が迫っているぞ!さらに羽鳥も接近し、トップ4はダンゴ状態のままバトルを続けていた。一方ミドルは須江がクラストップをキープ。背後に奥泉、#180マネージャーが続き、なんと#66山下真行はマネージャーに抜かれてしまったのか8番手を走行。フルサイズ相手に今回はパワー不足か?なかなか追い上げることができないようだ。そしてノービスは#166ジャマーがクラストップに浮上した。
3周目に入り、トップのマルセロは後続を引き離しにかかる。2番手には伊集院忍が浮上。軽井沢の関東選手権で1/1を決めているだけに、どこまでトップに迫ることができるか見物だ。ダイチャンは3番手にポジションダウン。後方では、マネージャーが奥泉を捉えると最終コーナーでオーバーテイクを決めて6番手に浮上。ここから須江に猛チャージを見せる。これはミドルが面白くなってきたぞ。その背後には山下が続く。
レースは4周名入り、トップのマルセロのリードは4秒。だが、徐々に伊集院忍が追い上げをみせている。そして5秒離れてダイチャンが3番手、さらに7秒離れて羽鳥が続く。トップ4台はこのまま膠着状態で周回を重ねる。一方、注目のミドルは須江が5番手でクラストップをキープするが、背後のマネージャーが迫る。
5周目に入り、トップのマルセロに伊集院忍は1周1秒ずつリードを削りとる。後方では#31延島陽一郎がスリップダウンしてポジションダウン。そして6周目も、あちらこちらでイエローフラッグが振られるが上位のポジションに変動はなし。トップのマルセロは4秒リードをキープ。2番手伊集院忍の背後に8秒差でダイチャンが続く。そして単独4番手で羽鳥、そして5番手の須江がミドルのトップをキープする。後方ではマネージャーvs山下vs奥泉のバトルが繰り広げられる!だが、レースは早くも10分が経過。1周2分近いロングコースのため、7周目がファイナルラップとなる。
レースは結局、マルセルが伊集院忍を振りきりトップでチェッカー!エキスパートクラス優勝を果たした。伊集院忍は最後までプッシュしたが、わずかに届かず。しかし賞典外のためダイチャンが2位に。そしてミドルは、後続に10秒差をつけて須江がクラストップでゴール。「前のエキスパート達は速すぎ。みえていたのは1周目だけだった」と語った。マネージャーはクラスの違う山下とバトルしたが、抑えきってミドルクラス2位でフィニッシュ。そして奥泉は最終ラップで転倒してしまいポジションを下げた。一方、ノービスは2周目以降、ジャマーがトップの座をキープしてクラス優勝を決めた。
ヒート2
ホールショットは#107マルセロが決めた。路面が乾き始めた午後のレースをリードする。#109ダイチャンが2番手、そして#8伊集院忍が3番手、#106羽鳥が4番手でつける。一方、#66山下はスタートで出遅れてしまい、#55マルガリ〜は1コーナーで転倒する。ダブルエントリーの二人にミスが出たようだ。5番手に#91須江、6番手に#112坂本、7番手に#180マネージャーのミドル勢が三つ巴のバトルを開始した。
レースは2周目に入り、伊集院忍がコース奥で2番手に浮上。それに続き羽鳥も3番手に浮上し、ダイチャンは一気に4番手に下がる。一方、出遅れていた山下は追い上げて6番手に浮上。これに続き、マネージャーも須江をパスしてミドルのトップに立つ。ここからクラス優勝をかけた直接対決がはじまる。 一方ノービスは#166ジャマーがクラストップを走行していたが、転倒したか?#236橋本和貴が前に出ていた。
4周目、トップのマルセロはリードを7秒に拡げる。伊集院忍と羽鳥は2番手争いを繰り広げる。そしてダイチャンは単独4番手。そして、5番手の山下はエキスパートのトップ争いに加わるかと思われたが、しかし転倒してしまう!熱中症か?足がつったためコースサイドで休憩していた。一方、ミドルクラスはマネージャーと須江がサイドbyサイドのバトルを続ける。2コーナーで前に出た須江だったが、その後の加速でマネージャーが前に。今日のハスクバーナWR125はキャブセッティングが当たったのか、よく走るようだ。
終盤、照りつける日差しがライダーの体力を奪う。トップのマルセロは8秒リードをキープしてクルージングに入った。これで上位のポジションは確定的となり、注目はミドルの総合優勝をかけたバトルに移る。逃げるマネージャーと攻める須江。2台は最後までテールtoノーズのバトルを続ける。
レースは結局、安定した速さを見せたマルセロがピンピンで総合優勝。表彰台ではJrとダブルシャンペンを決める(笑)。「去年の軽井沢のヒーローズ以来のレースで、ヒート1は辛かった。85に抜かれるワケにはいかないので最後は頑張りました」とコメント。伊集院忍は賞典外のため2位には羽鳥が入り、3/2で総合2位となる。
一方、最後まで白熱したバトルを見せたミドルクラスのトップ争いは、フープスで須江が並びかけたが僅かに届かず。マネージャーがポジションを守りきってチェッカーを受けた!これにより、同ポイントながらヒート2優先のため2/1でマネージャーがミドル総合優勝に輝く!「100%マシンのおかげです」とコメントした。
そしてノービスは橋本がヒート2を制し、3/1でクラス優勝を果たす。「ヒート1は2周しかしてません。マディで何が何だか分からなかった。山下さんに教えてもらいます」と語った。
軽井沢の接戦とても見ごたえのあるレースでした。残念ながら混走になってしまいましたが、そのうちに軽井沢でも全クラス単独でレースが出来るようになる日が来ると信じています!群馬・長野のライダーの方々近いので、是非いっぱい練習して、そしてヒーローズで腕試ししてください。今回はDVDが撮れなくて残念でした。でも来年は是非撮りたいですね。
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