Report by Sakumax
Photo by Kashy
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PLUS AUTO   モトハウス・ライムグリーン 
■ROUND4
開催日 :4月13日(日)
会 場 :モトクロスヴィレッジ
天 候 :曇りのち雨
コンディション:ドライ〜ウェット
■リザルト
■ライツクラス
 ●スーパーエキスパート
 ●エキスパート
 ●ミドル
 ●ノービス
 ●ビギナー

■ミニモトクラス
 ●スーパーエキスパート
 ●エキスパート
 ●ミドル
 ●ノービス
 ●ビギナー

■ポイントランキング

ライツクラス
ミニモトクラス

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■MYフォトグラフ

パドック・ブリーフィング
練習走行・予選
ヒート1
ヒート2
表彰式

  大会当日の天候は、時折降る小雨が路面をわずかに濡らし、徐々に走り難い路面にしたものの、コテコテの泥んこがマシンにこびりつくマディーコンディションと言うにはそんなでもないウェットコンディションで全レースを消化出来ました。まだトレーナーでも過ごせる寒さになってしまいましたが、各レース熱いバトルが炸裂し、見応え充分、乗り応え充分なレースではなかったですか?大変お疲れ様でした。そして最後の表彰式にも小雨の降る中、多数残っていただき誠にありがとうございました。

ミニモトのミドルクラスの楯並びに証が出ていなくてご迷惑をおかけしましたこと、この場をおかりしてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。当日配布できなかった証や楯は後日DVDと一緒に送らせていただきますのでもう少々お待ちください。

なお、ご協賛各社の当大会への深いご理解とご支援・ご協力でこのDVDを製作・配布させて頂いております。なにとぞ協賛各社製品・商品並びにサービスをご愛顧いただきますようよろしくお願い申し上げます。 


ライツ エキスパート&スーパーエキスパート
ヒート1、ホールショットを決めたのは#77内嶋亮。2007年ダウンヒル・ナショナルチャンピオン内嶋は、カミカゼイチサンマルとのバトルを望んでいたが今回は伊田さんお休みということで、序盤からレースを引っ張る。そして、2番手に付けたのは、#51田中徳次。今回が復帰レースでまだ足にはプレートが入っているというのに、いきなり上位を走るとはさすが!その背後には#74山中一範が迫る。オープニングラップから激しい2番手争いを繰り広げる2台。トップの内嶋は徐々にリードを広げ始め、3周目には早くも9秒先行する。一方、後方では#66山下真行、#308奥村直人、#150のJ1までが数珠繋ぎ。5台によるエキスパートのトップ争いが繰り広げられる。再三アタックする山中に、巧みなライン取りでブロックする田中。なんとか8周目まではこらえていたが、ついにインを開けてしまう田中。山中が2番手に浮上し、トップ内嶋は10秒リードをキープしたままファイナルラップへ。唯一のスーパーエキスパートの内嶋が、危なげない走りで見事にヒート1を制す結果となる。そしてエキスパートのトップ争いは、山中のクラス優勝が確定的だった。が、なんとファイナルラップでエンスト!これにJ1が追突!そして田中vs山下のテールtoノーズ。最終コーナーまで続く波乱の展開は、なんとか抑えきった田中がうれしいクラス優勝を決めた。「たなぼたですね。#74山中さんに前に出られてもうだめかと思ったけど、ラッキーでした」と復帰レースの喜びを語った。

 
ヒート2、ホールショットは#74エキスパートの山中一範が決めた。#308奥村も好スタートだったが1コーナー直後に転倒。路面はかなりスリッピーな状態になっていた。ヒート1の雪辱に燃える山中は、ハイペースでリードを広げていく。一方、スーパーエキスパートの内嶋はスタートに失敗して7番手から追い上げ開始。3周目には早くも2番手まで浮上する。だが、ここで焦りが出たのかコントロールライン直後のテーブルトップで転倒!大きなダメージが無かったのは不幸中の幸いでしたが、これにより優勝候補の一角が周回遅れになる波乱の展開に・・・。代わって2番手に付けたのは#85MASSA。ゴーグルを投げ捨ててトップ山中を追うが、その差は徐々に開き始める。しかも、後方からは3番手のJ1が急接近!MASSAとJ1のバトルが激しさを増す中、トップ山中は15秒のリードを築いて独走状態に入る。レースは終盤の8周目、ついにJ1がMASSAを捉えて2番手に浮上。これで上位3台は確定的と思われた9周目、なんとMASSAがコース中央でエンスト!しかもいくらキックしてもかからない。MASSAはここでレース終了となる。結局、ホールtoウィンで山中が独走優勝を決め、総合は3/2でJ1が初優勝となる。J1は「15年ブランクがあって去年からレース復活したんですが、今日は雨が良かった」と喜びを語った。
 


ライツ ミドル
ヒート1、ホールショットを決めたのは#12内藤宏樹。ノービスから昇格していきなりトップを走る。2番手は#8永井秀孝が、CRF150RIIでフルサイズに挑む。そして3番手に#55マルガリ〜、4番手に#25奈良原正己が付ける。永井は早くも内藤を捕らえると、オープニングラップをトップで周回。奈良原が2番手に浮上し、追い上げを開始する。3番手マルガリ〜以下8台が連なる混戦状態で、レースは4周目に入る。ここで突如、3秒リードしていたはずの永井がスリップダウン。奈良原がトップを奪う。そして、スタート5番手から抜け出した#48岡庭香が2番手に急浮上。だが、奈良原はすでに6秒のリードを築いており、独走態勢に。岡庭は徐々に離されていく。レースは8周目に入り、奈良原のリードは10秒に拡大。楽勝ムードが漂う中、奈良原がまさかの転倒!すぐにバイクを起こして再スタートするが、真後ろには岡庭が迫る!俄然トップ争いが盛り上がる。残り3周。振り切ろうと必死に逃げる奈良原と、あわよくば初優勝を上げたい岡庭。それぞれの思いが交錯する中、チェッカーを先に受けたのは奈良原だった。「たなぼた、ですね。#48岡庭さんが来ていたのでヤバイと思って、ブロックしてしまいました」と若干後ろめたそうな感じでインタビューに答える。見事な完封勝利でした!そして2位の岡庭も、これまでにない好成績が出せて満足気な表情を見せた。
 

ヒート2、ホールショットは#202樟が決めた!その背後に#224カトチャンと#48岡庭、そして#8永井が続く。ミニモトクラスではイマイチな今日の永井だが、ライツクラスでは実力発揮。岡庭をパスして3番手に浮上すると、フープスで一気に2台を刺してトップに躍り出る!そして抜かれた樟は2周目の1コーナーで転倒を喫す。あ〜もったいない。KTM450SX-F(セル付)はすぐ再スタートできるはずだったが・・・、足が届かなかったか?これにより周回遅れとなってしまう。一方、ウエットコンディションの中を永井のCRF150RIIは快調に進み、8秒リードを築いていた。2番手には#15折登敬が浮上し、岡庭は3番手をキープする作戦のようだ。後方では#25奈良原が4番手、#21秋山が5番手というオーダーに変わる。結局4周目以降の上位5台は順位変動することなくゴール。永井が4/1で総合優勝を決めた。

  


ライツ ノービス&ビギナー
ヒート1、ホールショットを決めたのは#800野口将勝。だが、即座に#179桜井秀明がトップを奪う。3番手には#133野崎敦が付ける。2周目、その野崎が連続コーナーで野口をパスして2番手に。これでトップ争いは桜井vs野崎になるかと思われた3周目の1コーナー。なんと桜井がスリップダウン!労せずしてトップに浮上する野崎。だが、2番手には#6加藤伸一が追い上げてきていた。徐々に差を詰める加藤は6周目に追いつくと、野崎をオーバーテイク!トップに浮上する。だが、まだ野崎もあきらめてはいない。レースは終盤の9周目にはトップ加藤が周回遅れに引っかかると、野崎はこのチャンスを見逃さない。2台まとめて一気にパス!再び首位に返り咲くとファイナルラップまでラストスパート。最後は8秒リードを築いて野崎が劇的なレースをものにした。ビギナーは#147渡部慎が安定した速さでクラス優勝した。

 ヒート2、ホールショットは#800野口が決める。が、バンクでラインをクロスさせた#179桜井がトップを奪う。3番手には#6加藤が付け、#257斎藤雅幸と#133野崎が続く。ヒート1優勝で勢いづく野崎は、2周目に2番手まで浮上。桜井はスリップダウンで順位を下げる。入れ替わりでトップに立った加藤だが、3周目には野崎がオーバーテイクし首位に立つ。しかし、抜かれた加藤もあきらめてはいない。2台のサイドバイサイドは5周目まで続いた。もはや優勝争いはこの2台に絞られた。逃げる野崎をファイナルラップで加藤は追い上げたが、時間切れ。結局、リードを守りきった野崎は1/1のパーフェクトウィンを決めた。ノービスは#47塩島直之がヒート2を制して、総合優勝。「ヒート1はエンストしたけどヒート2がマディで調子よかった」と語った。


 ミニモト エキスパート&スーパーエキスパート
ヒート1、ホールショットはスーパーエキスパート#66山下真行。怪我しているとは思えないスタートダッシュを決めた。2番手には#202“ミスターHERO’S”樟健二が付ける!そして3番手にはエキスパートの#69石橋賢二が好スタートで上位につけていた。3周目、#6秋山建一が石橋をかわして3番手に浮上。2番手の樟に急接近。だが、その間にトップの山下はリードを広げる。4周目に樟をかわして秋山が2番手に浮上するが、トップ山下はすでに11秒も先行していた。背後には#54エキスパートクラスのトップを走る山口浩治が迫る!そして6周目、なんと秋山が1コーナーで転倒を喫す。これでエキスパートの山口が2番手に!しかし、9周目には再び秋山がオーバーテイクし山口の前に出る。この間に、トップ山下は30秒もの大量リードで独走状態。結局、怪我の影響を微塵も感じさせなかった山下が、ぶっちぎりでヒート1を制した。


ヒート2、ホールショットはまたも#66山下が決めた。2番手もヒート1同様に#202樟が付ける。#71高橋英治が3番手。1コーナーでは#8永井が転倒を喫していた。レースは2周目に入り、トップ山下は4秒リードを築く。一方、2番手には樟をパスした#6秋山が浮上。追い上げる。4周目にはテールtoノーズまで接近するが、ここで秋山は痛恨のエンスト。3番手まで順位を落とす。これで楽になった山下。フープス以外ほとんどシッティングの走りは、アグレッシブに見えないが不思議と速い!8周目には再び秋山が2番手に浮上し、山下を追い詰める。だが、危なげない走りでインラインをキープする山下。見事な横綱相撲でヒート2を完封勝利。総合でも1/1パーフェクトウィンを決めた。エキスパートクラスは#251石塚諒がヒート2を制し、2/1でうれしい初優勝を決めた。
#251の諒君は、これまでにノービスから順当に優勝を重ねてきてヒーローズでの成長株ナンバーワンかもしれない。ミドルで参加のお父さんと一緒にモトクロスをやることが楽しくて、「生涯モトクロス」の代名詞と言えるこの親子に乾杯です。これからも仲良く楽しく続けてもらいたいです。エキスパートから上の領域はかなりしんどいと思いますが・・・


 ミニモト ミドル
ヒート1、ホールショットは#50田中満男が決めた。#274石塚勝利、#13スナフキンと続く。さらに#77松永博史、#111高木豊も迫り、60歳を先頭にオーバー40&50の4台による2番手争いがはじまる。このシニアの混戦を真っ先に抜け出たのは高木。2周目には早くも3番手まで浮上し、さらに3周目には石塚と田中を立て続けにパスし、一気にトップに躍り出る!一方、2番手争いは田中vs石塚パパvsスナフキンの三つ巴のバトル。3台は接近戦を繰り広げながら周回を重ねる。小雨が落ち始めて路面はスリッピーな状態になる中、石塚パパが田中に仕掛ける。8周目、ついに石塚パパが2番手に浮上。だが、時すでに遅し。10秒リードを築いた高木は終盤クルージングモードで周回。危なげない走りでチェッカーを受けた。


ヒート2、ホールショットは#77松永が決めた。#50田中、#111高木が続く。しかし1周目の後半に、後方から追い上げてきた#332中村智哉が一気に2番手まで浮上する。さらに、#114石井明も追い上げる。一方、トップ松永は早くもリードを4秒に広げ、逃げの態勢に入る。が、それを中村は許さない。レースは中盤に入り、松永と中村は徐々に接近しテールtoノーズに。インを狙う中村を、松永は必死にブロックしているようだ。怪我の影響でペースが上がらないのか?2台のバトルはファイナルラップまで続き、ラストチャンスにかけた中村がアタックをしかける。だが、痛恨のミスでポジションを落とす結果に!松永が抑えきってヒート2を制し、そして最後に追い上げた田中が2位フィニッシュ。なんと3/2でうれしい総合優勝。おみごとでした!

 


ミニモト ノービス&ビギナー
ヒート1、ホールショットは#339村上明子が決めた。だが、すぐに#65高橋正磁がリードを奪う。さらに#44萩原裕と#205井上直樹も前に出ると、トップ高橋の背後に迫る。3台のバトルは3周目、フープスで井上が荻原をパスして2番手に。しかし4周目にはミスが出て、井上が後退する。トップ高橋に対して荻原がアタックを仕掛けるも、パスすることはできない。レースは7周目、勢いを取り戻した井上が再び1コーナーでラインをクロスさせ、2番手に浮上。さらに8周目には、またも1コーナーで高橋をパスしてトップに浮上した。雨の影響で路面はかなり滑りやすい状況となったが、終盤は慎重に走った井上が見事にヒート1を制した。ビギナーは#35伊藤哲郎がクラス優勝を決めた。



ヒート2、ホールショットは#21三橋直樹。2番手に#44荻原、以下#65高橋#205井上と続くトップ集団の4台。3周目の1コーナーで、荻原がラインをクロスさせて三橋をパス。トップに浮上すると、徐々にリードを広げ始める。高橋と井上は5周目になってようやく三橋をパスすることに成功。だが、すでに荻原のリードは10秒に拡大していた。一方、抜かれた三橋は1コーナーで転倒を喫してしまいポジションダウン。結局、15秒もの大量リードを稼いだ荻原はヒート2を独走でチェッカー。3/1で総合優勝を決めた。「タイヤの空気圧を下げて、あとはとにかくコケないように走っただけ。前回のビギナーからステップアップして勝ててよかったです」とレースを振り返る。そのビギナークラスはヒート1同様、ヒート2も#35伊藤が制してピンピンの総合優勝を手にした。この日もWエントリーの伊藤選手の次なる目標はノービスでの表彰台!練習を積み重ねればきっと勝ち上がれます。頑張ってください。上位に入った後は皆さん上達が早くなりますからね・・・モトショップ鷹の高木社長への良い土産話が出来てよかったですね。感謝、感謝です。

  

次回の開催は、5月25日MX408です。まだ参加していないお友達をつれて参加してください。みんなで楽しみましょう!!

5月6日はオフロードヴィレッジ全日本コースで、ジャパンベテランズモトクロスの開催です。エントリーが日に日に増しています。是非、お早目のエントリーで希望の番号を確保してください。



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