2010第4戦 |
Photo by abu
repo by Sakmax
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開催日 |
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12月12日(日) |
会 場 |
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MX408(茨城県) |
天 候 |
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晴れ うす曇り |
コンディション |
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ドライ ちょっとマディ |
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この最終戦は、多くの方々に参加いただき誠にありがとうございました。
いかがでしたか?台数も多かったので、コース設定としてはハイスピードにし、抜ける場所も作りつつ少しひねりを入れました。楽しめましたでしょうか?天候も良くほこりは気になるほどたたずにグッドコンディションだったように思います。
まずはリザルトをアップ致しますので、昨日の興奮をもう一度ラップチャート・リザルトをみながら思い浮かべてみてください。そして、仲間とのレース談議に花を咲かせていただければ幸いです。(ラップタイムの一部間違った表記があります。すみません。)写真とレポートは少しお待ちください。
【38分】
11時30分、車両搬入が開始される。#1Chimayを先頭にビギナークラスからローリングスタート。コースの一部はショートカットされ、初心者でも走りやすいレイアウトとなっていた。
2周目に入り、ここから本当のレースは始まる。トップChimayの背後には#3杉山政美が付けていたが、1コーナーで#5植村徹がオーバーテイクを決めて、2番手に浮上。すると、ミニコース区間で立て続けにChimayもパスして、なんと一気に植村がトップに立つ!この後もどんどんリードを拡げて早くも逃げ始める。その背後ではChimayと杉山が2番手争いを繰り広げる。そして#4いそやんが4番手、#7トンカツが5番手というオーダーでレースは進む。一方、17番手からスタートした#102井原社長は、KLX110で#6段大樹のCRM50をオーバーテイク!こちらも熱いバトルが繰り広げられていた。
3周目に入り、トップ植村はリードを14秒に拡げる。本来79分クラスにエントリー予定だったライダーだけに、その走りはビギナーのレベルを超えている?!一方、#30ヤマチャンと#38の3ちゃん、#39の417(しいな)が追い上げを開始。ビギナークラスを次々パスしてポジションを上げていく。すると、コース後半でヤマチャンが3番手に浮上。#8イトクニを間に挟んで3ちゃんと417が背後に続く。
そして4周目、トップの植村はリードを20秒に拡大。このまま独走するか?と思われた。だが、ヤマチャンが2番手に浮上すると、徐々にそのリードを削り始める。そして、ミニコース区間で417が3番手に浮上。58歳vs57歳の壮絶なバトルを展開する。
後方では#11怒られ上手しんじがマディのワダチで転倒。ポジションを大きく後退させていった。そして5周目、いつのまにか417が2番手に浮上しているぞ!一方、イトクニはチェーンが外れてしまい、ポジションダウンする。う〜ん、もったいない。
レースは6周目に入り、なんとトップの植村が1コーナーでエンストしてしまう!だが、すぐに再始動。かかりの良いYZ125が幸いしたか、なんとかポジションが入れ替わることはなく10秒リードをキープした。
後方では、いぶし銀の走りを見せる417とヤマチャンがテールtoノーズでバトルを繰り広げる。さらに後ろからは3ちゃんと#70関駿がひたひたと迫る。セニアクラスは今回も単独だが、38分総合の優勝争い加わるべく最後尾からポジションを上げてきた!
8周目に入ると、トップ植村のリードは5秒に削られる。これは417のチャンス!XR100でトップを狙う。だが、9周目には植村がペースを取り戻したか、ラストスパートを仕掛けていく。
そして10周目、トップ植村はリードを再び10秒に拡げると、逃げ始めた。そして2番手の417の背後にヤマチャンが再接近。これは面白くなってきたぞ!後方では、関が3ちゃんをパスして4番手に浮上する。
そしてレースはファイナルラップに突入。トップ植村のリードは25秒に拡大し、独走状態。一方、2番手争いは大混戦で、417vsヤマチャンのバトルに関と3ちゃんも加わる。激しい競り合いは続いたが、なんとヤマチャンが周回遅れに引っかかった!この一瞬の隙をついて関と3ちゃんが前に出る!
レースは結局、ブッチ切りの速さを見せた植村が見事に総合優勝をGET。2位には417が入り、KLX125クラス優勝となる。そして3位は関が入り、こちらもシニアクラス優勝でした。一方レディスは、#51ぞえがクラス優勝を果たした。
#5 植村徹 38分ビギナー 総合優勝
「79分のクラスにもれてしまって、38分に回されたんですけど、レースは楽しかったです。もうビギナーは出れませんね。次回は早く申し込みます」
#39 417(しいな) 38分KLX125 クラス優勝
「今日はXR100だったので乗りやすかった。CRMには負けたくなかった。腰が痛くてエントリーしてなかったんだけど、バイクはあったので当日エントリーしました。また来年も頑張ります」
#70 関駿 38分シニア クラス優勝
「ウォッシュボードはボトムしてたけど、転ばなくて良かった。最後尾からのレースはシルバーのライダーにはきつい仕打ちです。でも、バイクとたばこは止められません」
#38 3ちゃん 38分KLX125 クラス2位
「マシンが調子良かったので最後は頑張った。今日は新品のシールチェーンで対策してきたので、バッチリ。外れなかったです」
#30 ヤマチャン 38分KLX125 クラス3位
「最後に周回遅れで引っかかってしまって、パスされた。でも3台とも全開で楽しかった。次回はKLX125で出る予定です」
#51 ぞえ 38分レディス クラス優勝
「1位とは思わなかった。実は先週、中免とったばっかりなんです(笑)」
#102 井原社長 38分KLX125 クラス4位
「転んでいる人に接触して、フォークプロテクター折れちゃったけど、レースは楽しめました(笑)」
【79分】
9時45分、車両搬入が開始。79分クラスが最初のレースとなる。マーシャルを先頭に、市販車クラスからコースイン。隊列を組んで各車ローリングスタート。しかし#43毛利正治はプラグがカブったか?緊急ピットインする。若干のポジション入れ替えはあったものの、ほぼゼッケン順にオープニングラップを回ったところでレースがはじまる。
2周目に入り、トップの市販車#1バタがレースをリード。7秒遅れて2番手には#4高尾和行が浮上。背後に#6KAN、#5守一浩、#3吉田由人が続く。一方、コンペクラスは#32江上雄二が追い上げを開始。2周目の後半には早くも2番手に浮上していた。
3周目に入り、トップのバタと2番手の江上はテールtoノーズとなる。トレールXR250vsエンデューロレーサーXR250Rのバトルは、もはやファイヤーEDではおなじみの光景となっている。だが、マシンの差は歴然。フープス後に江上がオーバーテイクを決めて早々とトップに浮上した。そして12秒離れて3番手には、連勝記録の更新を狙う#40ユニバーサルソルジャーKが一気にポジションを上げてきた!ストレートスピードの差であっさりパスすると2番手にポジションアップ。バタは3番手に下がったが、さらにコンペクラスの#35石橋延文、#44SUTTON2号、#30山口2:50らが迫る。
4周目、トップ江上のリードは3秒。しかし、2番手ユニバーサルソルジャーKが凄まじい勢いで差を詰める。3番手のバタは一気に離されてしまったが、それでもしっかり市販車トップのポジションをキープしていた。
5周目に入り、ここでSUTTON2号も追い上げ開始。石橋をパスして4番手に浮上すると、前を行くバタをロックオン。早くパスしてトップ争いに加わりたいところだが、安々とは前に行かせてくれないのがファイヤーEDの難しいところだ。一方、トップ争いは江上vsユニバーサルソルジャーKのバトルが繰り広げられる。周回遅れをかわしながら必死に逃げる江上だったが、ストレートで並ぶユニバーサルソルジャーK。フープスでオーバーテイクを決めてトップに浮上。そのままの勢いをキープして逃げはじめる。5秒差で江上が2番手、そしてSUTTON2号もようやく3番手に浮上したが、前とは20秒ほど差が付いている。この状況で挽回できるだろうか。
8周目に入り、トップのユニバーサルソルジャーKのリードは一気に20秒に拡大。今回のコースレイアウトは通常のモトクロスコースを多用しているため、やはり有利だったか?!一方、2番手江上の背後にはSUTTON2号が接近。10周目にはSUTTON2号が2番手に浮上する。江上は3番手にダウン。そして後方では石橋が4番手で続く。
11周目には山口が5番手に浮上。バタはこの後もコンペクラスのライダーに次々パスされていくが、それでも市販車クラスの中ではダントツのトップをキープしていた。
レースは12周目に入り、上位5台のポジションは早くも確定的となる。一方、バタの背後に#46渡辺徳彦と#49西田浩幸と#60塚本正則が接近。この4台が6番手争いを繰り広げる。18周目、西田がバタをパスしたが、その後はペースダウン?代わって塚本がポジションを上げ6番手に浮上した。
レースは結局、終盤にラストスパートしたユニバーサルソルジャーKが、ブッチ切り。安定した走りを続けて他を寄せ付けない。ファイナルラップに最大1分ものリードを築くと、余裕でチェッカーを受けた。これで3連勝を達成。2位にはSUTTON2号、そして3位に江上が入る。SUTTON2号は表彰台で自前のシャンパンファイトをするつもりだったのだが、負けてしまったためユニバーサルソルジャーKに譲ってました。大人ですね〜!
そして市販車は、周回遅れとなりつつMXerに引けをとらない走りを見せた#1バタがクラス優勝。前戦リタイヤの雪辱を果たした。
そして、最後の15万円商品券は#41山口伸一さんがGET!?
#40ユニバーサルソルジャーK 79分コンペ 総合優勝
「走りやすくて面白かった。ストレートがあったので、安全運転でパスできたし。サインボードでベストラップが出ているのも分かったし、ほぼミス無しでした。SUTTON(1号)さんが出ていたらバトルになったでしょうね。連勝できて良かった」
#44SUTTON2号 79分コンペ 2位
「ペースが上がらなかったですね。2ヶ月バイクに乗ってなかったので。終盤タレるかと思ったけど、ペースはキープできたので良かったです。来年はCRF250Xに乗り換えます」
真央ちゃん 「なんでまた2番なの?」 パパ 「速い人がいたからだよ〜」
#32江上雄二 79分コンペ 3位
「スタミナがなかった。前回のレースから1回しか乗ってなかった。3周目くらいでもう後ろからつっつかれたし、抜かれたあとはペース配分して走りました。一回転倒したけど、すぐリカバーできて良かった」
#35石橋延文 79分コンペ 4位
「ファイナルラップで前の背中が見えていたので、チェッカーフラッグが振られてガッカリでしたね。あと1周走りたかったですね(笑)」
#1バタ 79分市販車 クラス優勝PC
「今日はコンペクラスにからめたので面白かった。江上さんと走れたのは楽しかった。石が飛んできて手首に当たったのが痛かった。終盤、フープスで危なかったけど転ばなくて良かった」
【69分】
13時に車両搬入が開始される。#1戸田茂を先頭に、4ストミニから順々にローリングスタート。#13ととろがゴーグル忘れてポジションを下げたが、他はゼッケン順に周回して、レースがはじまる。
そして2周目、トップ戸田の背後にニューカマー、#2白○さんが迫る!さらに、#3石塚良生が3番手。だが、1コーナーで#4DORA-ICHIをパスした#5Mr.Gが、石塚も抜いてポジションアップを図る。すると#8長澤昌紀も一気に4番手まで順位を上げてきた!さらに、#14TAOもポジションを四つ上げて9番手に。目まぐるしく入れ替わる序盤のポジションは、随所でバトルが繰り広げられた。一方、#12井口直樹はバランスを崩してコースアウトしかかり、ポジションを一気に落とした。
3周目、長澤がハイペースで追い上げて3番手に浮上!Mr.Gはミスしたか?4番手に下がっているぞ。だが、その背後には#9木内克己も接近。4STクラブのCRF100Fが上位でチームメイトバトルを繰り広げる。そしてTAOが6番手に。#11藤堂豪が7番手で続く。藤堂のマシンは昨年、教え子が製作した車体。それに手を加え参戦を続ける。エンジンがかからず押し掛けをしていたようだが、どうやら本番では調子が出てきたみたいですね。
4周目、トップ争いは戸田vs白○さんvs長澤の三つ巴に。1コーナーでは木内がMr.Gをパスして4番手に浮上!そして、長澤がコース後半の逆バンクでようやく2番手に浮上すると、さらにトップを狙っていく。白○さんはポジションを下げたが、まだまだあきらめずに上位に食らいついていく。
5周目に入ると、トップグループは戸田と長澤に、セカンドグループは白○さんと木内、というオーダーに変わる。そしてサードグループにMr.GとTAO、藤堂という展開。
しかし6周目、打倒4STクラブに燃えるNORYS長澤がついにトップに浮上。戸田は、作戦なのか?2番手に後退。木内が3番手でトップ争いに加わる。後方では、TAOがMr.Gをパスして5番手に。今日のMr.Gはマシン不調なのか?本人の問題か?ペースが上がらないようだ。しかし、戸田のマシンにも不調の症状は現れていった。
10周目に入り、トップの長澤はリードを10秒に拡大。2番手には木内が浮上した。戸田は3番手で続くが、エンジンの調子が悪そう。背後にTAOが迫る。白○さんは5番手までポジションを下げていたが、ここから安定した周回を重ねる。
12周目、一気に差をつめた木内がなんとトップを奪う!しかし15周目には長澤が抜き返した。デッドヒートはこのあとも続くが、長澤は一杯一杯。対する木内はバトルを楽しむ余裕があるようだ。15秒離れて3番手にはTAOが浮上。4番手に白○さんが続く。戸田はジャンプを飛ぶたびにエンジン不調の症状が出てしまい、スローダウンを余儀なくされる。連勝が期待されていただけに残念でした。これで5番手には藤堂が浮上。だが、後方から追い上げてきたMX85クラスの#32池田宏嗣が徐々に接近する。
17周目、トップの長澤と2番手木内はテールtoノーズのまま、リードを25秒に拡大。二人のマッチレースとなる。後方では粘り強い走りで白○さんが3番手に再浮上。一方、TAOは転倒してしまったのか?5番手に後退。今回は表彰台に上がれるポジションだっただけに、残念。
レースはこのあと、木内がタイミングを見計らって長澤をオーバーテイク!再びトップに浮上するとがっちり首位をキープ。木内のラストスパートに、長澤はついていけないのか?
そしてレースは21周目まで木内が着実にリードを広げる。しかし、22周目につまりはじめると、なんと最終ラップで再びテールtoノーズに!!しかし、これは木内の演出なのか?
結局ポジションが入れ替わることなくフィニッシュ。終わって見れば、4ストミニの木内が自身初となる総合優勝を決めた。2位に長澤、3位には白Oさん、そして4位に入った池田がMX85クラス優勝となった。皆さんお疲れ様でした。
#9 木内克己 69分4ストミニ 総合優勝
「やっぱり長澤さんは早い。最後は逃げ切れなった(笑)。NORYSは池田さんもいたら大変だっただろうね。クラス優勝はあったけど、総合優勝はこれが初めてなのでうれしい。今夜はパーティだ!」
#8 長澤昌紀 69分4ストミニ クラス2位
「今日は木内さんに遊ばれてしまった。くやしい!2回くらい前に出さしてもらったけど、ミスしたらすぐに抜かれてしまう。性格悪いですね(笑)。来年こそは池田さんも復活するでしょうし、バイクもノーマルに戻してリベンジしたい」
#2 白Oさん 69分4ストミニ クラス3位
「サーキットエンデューロは10数年ぶり。普段は信州マウンテンパークを走っています。4stの改造車でCRF100Fに負けてしまったのは悔しい。鍛えて出直してきます」
#32 池田宏嗣 69分MX85 クラス優勝
「今回も楽しかった。けど、4ストミニには追いつかなかったですね。レースしか走らないので、コースに体を慣らすのに時間がかかってしまった」
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