2010第3戦  
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repo by Sakmax

開催日 :: 10月3日(日)
会 場 MX408(茨城県)
天 候 晴れ うす曇り
コンディション :: ドライ
■リザルトメニュー
38分 クラス別
 
38分 総合順位
 
38分ラップチャート
 
79分クラス別
 
79分 総合順位
 
79分ラップチャート
 
69分 クラス別
 
69分 総合順位
 
69分ラップチャート
■MYフォトグラフ
パドック・ブリーフィング

練習走行 38分クラス

練習走行79分クラス

練習走行69分クラス

38分クラス

79分クラス

69分クラス

表彰式

 第3戦は週間天気予報で雨マークが点灯!だんだん開催日が近づいてくると予報がずれ始め、結果、当日は朝からとてもすがすがしく、気持ち良い天候とコンディションになりました。レイアウトは、いつもよりハイスピード設定で集計ポイント以外は、何方もストレスなく走りきられたのではないでしょうか?

まずはリザルトをアップ致しますので、昨日の興奮をもう一度ラップチャート・リザルトをみながら思い浮かべてみてください。そして、仲間とのレース談議に花を咲かせていただければ幸いです。

 

38分

11時30分、ローリングスタートが開始される。コースはアップダウンの一部がカットされたが、大部分はそのまま。#2伊藤国光を先頭に#3段大樹と#47アバウトレーシングのビギナークラス3台がレースをリードする。そしてKLX125クラスとシニアクラス、レディスクラスの各車が続く。
レースは2周目に突入しトップの伊藤は5秒リード。そして2番手には#30ヤマチャンがポジションを上げてきた!その背後に#31高比良英雄、#38の3ちゃんと、早くもKLX125クラスの3台が迫る。アバウトレーシングはミスしたのか?一気に6番手までポジションダウンしていた。そしてミニコース区間から戻ってきたときにはトップが入れ替わり、早くもヤマチャンがレースをリードする!3ちゃんも2番手に浮上し、ここからスプリントのようなバトルが繰り広げられる。
3周目に入り、CRM80を駆るヤマチャンはリードを5秒に拡げる。2番手の3ちゃんと3番手の高比良の2台はDT50で追撃するが、徐々に離されていった。そして4番手にはアバウトレーシングが再浮上。5番手には今回唯一のシニアクラスとなる#70関駿が迫る!
そして4周目、トップのヤマチャンはリードを10秒に拡げて早くも逃げの態勢に。3ちゃんも単独走行となり、早くも上位は確定的かと思われた。その背後では高比良vsアバウトレーシングvs関の三つ巴の3番手争いが開始される。
5周目、ここまで単独2番手を走行していた3ちゃんのマシンが、なんとコース上でストップ。チェーンが脱落しているぞ!結局、修復を試みるもリタイヤとなってしまう。エンジンは調子良さそうだっただけに残念でした。これにより、ヤマチャンのリードは一気に30秒に拡大。余裕で後ろを振り返り、ついに独走状態となってしまった。一方、2番手にはアバウトレーシングが浮上。だが、その背後には関がつけている。そして高比良は4番手に下がる。その後方では、KLX110を駆る#102井原社長が6周目に猛攻を見せている。フープスで伊藤に並び、そしてストレートでオーバーテイク!賞典外ながら見事な追い上げを披露した。
レースはこのまま、トップのヤマチャンが独走を続け、マシンを労りながら安定したペースをキープした。注目の2番手争いは、アバウトレーシング(35歳)vs関(67歳)のバトルが終盤まで続く。どちらもこのままいけばクラス優勝なのだが、バトルを楽しんでいるようだ。後方では#50山田めぐみと#52久本美枝子の女のバトルも続く。ラスト10分まで二人は同一周回だったが、最後に久本が3ラップされてしまい、残念!レディスクラスの決着はついた。
レースは結局、#30ヤマチャンが圧倒的なスピードで築いた貯金を有効活用して、逃げ切り。38分総合2連勝を達成した。そして、#47アバウトレーシングと#70関の年齢差32歳バトルは最後の最後までつづいたが、ポジションが入れ替わることなくチェッカーを受けた。シニアの方々で38分も走れば充分という方はぜひこのクラスでシニアバトルを見せていただきたいです。お友達を誘って最終戦は盛り上がりましょう!!



#30 ヤマチャン 38分総合1位 
「楽しんで走りました。後ろがいなくなってからはペースが落ちました。#38(3ちゃん)の人は速かった。逃げても離れなかったので、トラブルがなければ負けていたかも。雨を期待していたが晴れたので、膝が痛かった(笑)」



#47 アバウトレーシング 38分ビギナー1位  
「転ばなかったけど、手首を負傷しました。ラスト3周くらいは、猛烈なプレッシャーだったので(笑)。次は79分に出ます」
「おとうさん優勝するように四つ葉のクローバー見つけたの」



#70 関駿 38分シニア1位 
「二人で楽しくツーリングした感じですね。前がいないとつらいので(笑)。今日はチームメイト(ユニバーサルソルジャー)に迎えに来てもらったので、走らせてもらいました」



#50 山田めぐみ 38分レディス1位 
「初レースで緊張しすぎてお腹を壊したりして大変でしたけど、完走できて良かったです」



#102 井原社長 賞典外 
「フープスを舐めるように走っていたら、前の人(#2伊藤)がよろめいてくれて抜けました。前回はストレートで前転したので、気をつけています(笑)。皆さん楽しく走っていただきありがとうございました」

79分

9時40分、車両搬入が開始する。今回も79分クラスが最初のレースとなった。マーシャルを先頭に市販車からコースイン、するはずだったが、集合時間になってもSUTTON2号が来ない。もしやマシントラブルでDNSか!?と思われたが、なんとかCRF250Rの整備が間に合う。開幕戦で優勝したSUTTON1号とまるで一緒。さすがは双子、芸風が同じですね(笑)。
予定より若干遅れてローリングスタートが開始。ゼッケン順に各車が逆回りのコースに走りだす。大きなポジションの変動はなく2周目に突入し、ここからレースが開始される。
レースをリードするのはXR250の#1バタ、それに食らい付くのはCRM250ARの#2加藤伸一。2台の市販車は後続を引き離しトップグループを形成。リードは6秒に開く。3番手に#3守一浩、そして4番手に#4高尾和行がつけていたが、このセカンドグループに早くもコンペクラスの#32江上雄二が迫る!2周目だけで5台の市販車をパスした江上。レーサーXR250Rを駆るファイヤーED常連は、序盤でトップに立つ作戦のようだ。
そして3周目、守と高尾を立て続けにパスした江上が3番手に浮上。その後方ではYZ250Fの#40ユニバーサルソルジャーもポジションを上げ始める。一方、SUTTON2号はエンストしたため逆にポジションを下げたが、徐々に追い上げを開始。コンペクラスのトップ争いは、徐々に市販車クラスを捉えていく。
レースは4周目に入り、市販車トップのバタと2番手の加藤は接近戦を演じながら逃げる。しかし、3番手に浮上したコンペクラスの江上が徐々に接近。そして、4番手に浮上したユニバーサルソルジャーが迫る。ミニコース区間を通過してきたときには江上がトップグループに追いついた。
5周目に入り、加藤とバタを立て続けにパスした江上がついにトップに立つ!しかし、2番手にバタが食い下がる。その背後にはユニバーサルソルジャーが3番手に浮上しているぞ。前戦で悲願の総合優勝を決めたユニバーサルソルジャーは、虎視眈々と連勝を狙っているようだ。
レースは6周目に入り、トップの江上はリードを5秒に拡げている。一方、ユニバーサルソルジャーは2番手バタをパスすることが出来ず、厳しい状況。しかし、フープスから戻ってきたときにはバタを交わして2番手に浮上。ここから一気に猛チャージする。ミニコース区間でトップの江上に追いつくと、バンクで仕掛けてオーバーテイク!ユニバーサルソルジャーが早くもトップを奪った。江上は2番手でつづく。そして8秒後方にバタがつける。依然として市販車クラスのトップをキープしているぞ。その10秒後方には市販車で2番手の加藤もつけている。
7周目に入り、トップのユニバーサルソルジャーはリードを4秒に拡大。早くもスパートをかける。練習走行では勢い余ってフープス飛び出していたが、ペースに問題はなかったようだ。江上はついていくことができず単独2番手となった。そして10秒後方でバタが3番手をキープ。さらに10秒後方で加藤が4番手を維持していたが、その背後では#30ひろくんと#35石橋延文がバトルを繰り広げながら接近する。そしてひろくんをパスした石橋は9周目に加藤をパスして4番手に浮上した。その加藤の背後には、今度は後方から怒涛の追い上げを続けたSUTTON2号と#34サンタが激しいバトルを繰り広げながらポジションアップを図る!2台は接近戦を演じながら追い上げ、サイドbyサイドからSUTTON2号がオーバーテイクを決める!そしてひろくんもパスすると一気に6番手に浮上した。一方、トップ争いはユニバーサルソルジャーのリードが消えて、なんと江上がテールtoノーズで食らいついているぞ!これはミスしたか?それとも周回遅れの影響か。勝負を仕掛ける江上だった。
だが、パターンをマスターしたのか、ユニバーサルソルジャーは慌てることなく再びリードを拡げていく。10周目には2台の差が開き始める。一方、3番手につけていたバタは徐々にペースが落ち始めて、30秒ほど離されてしまう。背後には石橋が接近。そしてその後方にはSUTTON2号が迫る!12周目、一つめの下りで石橋をパスして4番手に。そして13周目のミニコース区間でバタをパスすると、SUTTON2号が3番手に浮上。これは面白くなってきたぞ!
14周目に入るとトップのユニバーサルソルジャーのリードは10秒に拡大し、独走態勢に入っていく。一方、単独走行となった2番手江上と3番手SUTTON2号との差は40秒ある。だが、2分39秒という最速タイムでSUTTON2号が怒涛の追い上げを見せる。
一方、トップのユニバーサルソルジャーは16周目に2分35秒を出して最速タイムを更新。そして21周目にはリードを40秒に拡大した。もうだれも止めることはできないのか!?2番手江上の9秒後方にはSUTTON2号が接近。ついに背中が見えてきたぞ。
そしてここまで市販車トップの座をキープしていたバタだったが、なんとマシントラブル(オイル漏れ)によりピットイン。そのままリタイヤとなってしまった。う〜ん、残念。これで市販車トップに浮上したのは#4高尾和行だったのだが、22周目にフープスでクラッシュ!これにより、高橋が再び市販車トップに浮上。そして気がつけば2番手には#8大木学が浮上した。
これで注目はコンペクラスの2番手争いに絞られた。周回遅れにつかまった江上を、25周目ついにSUTTON2号がオーバーテイク!これで2番手に浮上した。が、しかし江上もあきらめてはいない。27周目には再びテールtoノーズとなりガチンコバトルが繰り広げられる。レースは残り10分を切り、再逆転が見られるかと思われた。だが、ポジションが入れ替わることはなかった。
結局、トップの#40ユニバーサルソルジャーはリードを1分に拡げて逃げ切り。ガッツポーズでチェッカーを受ける!2位に#44SUTTON2号、3位に#32江上が入る。そして4位争いはファイナルラップに#35石橋を再びパスした#30ひろくんが入った。
市販車クラスは、#2加藤が久しぶりのクラス優勝。そして2位には#8大木、3位に#3守が入った。



#40 ユニバーサルソルジャー 総合1位 
「コースが抜きどころがあって楽しかった。ここはホームコースなんだけど逆回りだとは知らずに来て、朝は少し焦りました。最終戦も連勝をつづけたいですね」



#44 SUTTON2号 総合2位 
「レース序盤に2回コケてしまった。でも、レースが走れて良かったです。月山のJNCCで水没していたので、エンジン全然かからなかった。兄貴のおかげですね」



#32 江上雄二 総合3位 
「疲れた。最後は2位を奪い返そうとがんばったけど、フープスで転倒しそうになってしまった。それで終わった感じですね。序盤、トップにたったときは逃げようと思ったんだけど」



#2 加藤伸一 市販車1位 
「中国から帰ってきてエントリーした甲斐がありました。会社の後輩(#4高尾)にやられたと思ったんだけど、転んでくれて助かりました(笑)。いつもの連中と会えるのが何より楽しいですね」



#8 大木学 市販車2位 
「抜いてないのに、気づいたら2位になった感じですね。WR250Rでレースするのは1年半ぶりでしたが、結果が出たのはこれが初めてですね(笑)。でも、街乗りに戻します」

 

69分

お昼休みの散水の後、13時からレースは始まる。#0杉本新一を先頭に、ゼッケン順にコースイン。そして2周目からバトルが開始される。
ここでいきなり勝負に出たのは#2長澤昌紀だった。滑りやすい路面で#1戸田茂と杉本を立て続けにパスすると一気にトップに浮上。今回チームNORYSは一人のためか、序盤から気を吐いているようだ。だが、慌てずに戸田は2番手につける。そして3番手には#5Mr.Gが浮上。4番手に#3大木正がつづく。その背後では#9木内克己と#4石塚良生がバトルする。
レースは4周目に入り、トップ長澤はリードを5秒に拡げる。2番手に戸田、3番手にMr.Gが続く状況は変わらず。そして木内が4番手に浮上。CRF100Fで信じられない速さを見せている4STクラブだが、表彰台を独占するか?。5番手に大木、そして6番手にはMX85クラスの#32池田宏嗣が浮上した。ここから上位進出を狙う。
そして6周目、ついに戸田が長澤をロックオン。前戦はマシントラブルによりペースアップできなかった戸田だが、今日は必勝態勢か。その後方では木内がMr.Gをパスして3番手に浮上する。周遅れの登場によりペースが乱れたか?
そして9周目には、池田がポジションを8番手にダウン。再び追い上げを開始することとなる。トップグループは、長澤vs戸田のバトルが続いていく。二人は後続を20秒ほどリードし、マッチレースと化していった。3番手の木内は付いていくことが出来ない・・・。
そしてレースは11周目に動く。ペースの上がらない長澤を、戸田がテールtoノーズの状態から鮮やかにオーバーテイク!ようやく先頭に躍り出た。15秒後方には木内が最接近。さらにMr.Gと大木が続く。その背後にはMX85クラスの#42新型マーチと#33ウエキ、そして池田の3台がバトルをつづけていた。
レースは12周目以降、戸田がハイペースでリードを拡げていく。そしてミニコース区間をもどってきたときには8秒に拡大。早くもスパートを仕掛ける。2番手の長澤は序盤で体力を使い果たしたか?戸田の背中が見えなくなっていた。そして18周目、シケインの手前で強引に木内がマシンをインにねじ込み長澤をパス。これで2番手に浮上した。
そして20周目、戸田のリードは20秒に拡大。一方、後方では池田が新型マーチをオーバーテイクして5番手にポジションを再浮上。すると22周目、立て続けにMr.Gと長澤も抜き去り、あれよあれよという間に3番手に。レースは残り10分を切っているがMX85クラスの意地を見せる。
そして22周目には、ついに池田が2番手に!抜かれた木内も食らいついていくが、さすがにパワーが違いすぎる。その背後にはなんと長澤が再接近!ターゲットを見つけて気力が回復したのか、レース終盤、木内に対して猛追を見せる。が、しかしポジションが入れ替わることはなくファイナルラップを迎えた。
レースは結局、最高のゼッケンから最高の走りを見せた#1戸田がブッチ切り。スタート前「今日はのんびりと・・・」なんて言っていたのは作戦か?(笑)、見事に逃げきってガッツポーズでチェッカーを受けると、久々の総合優勝を決めた!!惜しくも2位にはMX85クラスの#32池田が入る。そして、最後までバトルを見せた木内と長澤だが、木内がサイドbyサイドの接戦を抑えきって4ストミニのクラス2位を手に入れた。
池田と木内の二人がゴール後に交わした握手は、お互いの健闘を称える感動的なものでしたね。




#1 戸田茂 69分総合1位  
「夕べはお酒を飲み過ぎないようにしたので調子はバッチリ(笑)。最初から飛ばすつもりはなかったんだけど、#2に先に行かれたのでペースを上げた。逃げられないように付いて行ったら、いつの間にか抜いちゃった。いや〜うれしい。総合優勝は3年ぶりくらいかな?」



#32 池田宏嗣 69分MX85クラス1位  
「いつもと違うコースで楽しかったです。できれば4ストミニに追いつきたかったけど・・・。2回エンストしてしまって、なかなかエンジンが掛からなかった。サインボードで指示が出たので最後はペースが上がりました」



#9 木内克己 69分4ストミニ2位  
「今日は戸田さんが速すぎ。これはちょっと練習しないとダメだな。遥か彼方で、一度も背中を見ることがなかった。#2はインを開けてるから、入れてもらいました。ごっつぁんです、って感じ(笑)」



#2 長澤昌紀 69分4ストミニ3位  
「抑えきれなかった。戸田さんは元気過ぎる。チームメイトの池田さんが入院中なので、木内さんとのバトルはいい勉強になりましたよ。これはお返ししないと(笑)」

 





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