2008第1戦 レポート by Sakumax

開催日 2月24日(日)
会 場 MX408(茨城県)
天 候 晴れ
コンディション ドライ
エントリー台数 100台
リザルトメニュー(クラス別)
79分 市販車部門
79分 コンペ部門

69分 4stミニ部門
69分 MX85部門
69分 110クラス
69分 レディースクラス

リザルトメニュー(その他)
79分 総合
79分 ラップタイム

69分 総合
69分 ラップタイム
■MYフォトグラフ
パドック・ブリーフィング
練習走行
79分クラス
69分クラス
表彰式

寒い中、多数お集まり頂き誠にありがとうございました。風邪などひかれませんでしたでしょうか?今年は4戦組んでいますので、可能なかぎり参加いただければ幸いです。

いやいや、今回ハードでした。前日のフリー走行が終わるぐらいから風がものすごく強くなって、砂ぼこりで目が明けていられない、息ができない、体の穴という穴にすべてに砂が入り込む状態。当然EDの特別レイアウトのコーステープも耐えきれずにブッチブチ切れる状態。散水しても風で流される量が多いのと、乾燥した北風のせいかあっという間に黒い土が薄い茶褐色に変身。何とも空しい土曜の設営風景でした。

「明日の朝にはキット、止んでくれるよね???」なんてつぶやきながら春一番の強風の中で作業をしておりました。 突風が吹き荒れる1時間前までが春の足音を感じる暖かい日和だったせいかそのギャップがとても刺激的でした。大会当日は多少の風は残ったものの、次第に止んでなんとかしのげる風におさまって、熱いレースが展開されたのでした。事前のエントリーで69分・79分ともに満員御礼のキックオフ。本当にありがたい限りでございます。寒い中ではありましたが、楽しんでいただけましたでしょうか? それでは、レースレポートの始まり、始まり、、、

79分クラス
コンペクラスと市販車クラスの2つに分かれ、フルサイズがメインとなる79分の戦い。午前10時25分、マーシャルの先導でローリングスタートを開始する。まずは市販車クラスが先行。つづいてコンペクラスと、ゼッケンが若い順に列を成していく。このため、エントリーが早ければ早いほど有利となるのはファイヤーEDならではのレギュレーションだ。
マーシャルがコースアウトして、2周目からいきなりトップに躍り出たのは#6バタ(XR250)だ。マシンセッティングが出ていないようだが、テクニックでカバーか?!そして#2加藤伸一(CRM250AR)#3安和哲也(RMX250S)#5椎名寛(DT125R)#8山中一範(ジェベル200)と続く。後方からはコンペクラスの#33小野勝則(YZ250F)と#31延島陽一郎(KX250F)が、すさまじい追い上げを見せている。
バタは3周目もトップをキープ。しかし背後には加藤が迫る。そしてコンペの2台、小野が7番手に、延島も9番手に浮上。小野は追い上げを続けるが、延島はここからなかなか前に出る事が出来ず、ペースの違うライダー相手に苦戦する。一方、上位陣はバタ、加藤、安和とトレール車が占める中、ひときわ異彩を放つのが山中のマシン。去年コンペクラスで圧倒的なスピードを見せていたが、今年の山中は、お世辞にも戦闘力の高いマシンとは言えないジェベル200。しかもほぼノーマルにしか見えないマシンなのだが、それでも激走を続ける姿は新鮮でカッコいい!
 レースは10周目までバタがトップをキープ。しかしラップタイムの違いは歴然で、11周目からはコンペクラスの小野がレースをリード。だが、ここで緊張感が途切れてしまったか、12周目に再びバタが抜き返す。後方ではジェベルの山中、#18あばれ馬(RMX250S)そして追い上げてきたコンペの#46スットン(CRF250R)が加わり、トレールとモトクロッサーが入り乱れてのバトルを展開する。
バタがリードをキープする間に、スットンが3番手まで一気にジャンプアップ!ここで小野はもたもたしてられないのだが、しかしバタを抜くことができないでいた。
 結局、小野は16周目にようやくトップに返り咲く。しかし3番手のスットンも接近。30秒以上離れていたはずの2台の差は、縮まっていき、スットンは19周目に2番手に浮上。そして20周目にはついに小野を抜いてトップへ躍り出る。小野は油断していたか?
 だが、21周目に再び小野がトップに再浮上。今度はスットンが油断したか?行き詰る2台の激しい攻防は、まるでスプリントレースのようだ。
 ラスト10分のボードが出されて、いよいよレースは大詰めを迎える。トップ小野と2番手スットンとの差は、約8秒。その後方では17秒遅れでバタが市販車クラスのトップとなる3番手キープ。そして、あばれ馬が4番手で周回する。
 結局、終盤に集中力を取り戻した小野が、見事に逃げ切って79分を制した。一時トップにたったスットンは、惜しくも2位止まり。総合3位には市販車クラス優勝のバタが入った。

#33小野 
コンペ ウルトラ 優勝
「レースは途中まで一人旅だったんで、いつの間にか後ろから来られてました。抜かれて気付いて、周遅れと混戦になったところでまとめて抜き返しました。でも、あと1周あったら抜かれてたかも?これで2回目の優勝なんですが、去年の最終戦は調子悪かったんで、今日勝てて良かったです」

 

#46スットン 
コンペ ウルトラ 2位
「いや〜、くやしいです。いけたと思ったのに。一回前に出て、それでダラけちゃったみたいです。すぐ抜かれてまずいと思って追いかけたんだけど・・・。結局、ラスト2周で転んでしまいました。次は勝ちます!」

 

#6バタ
市販車 ウルトラ 優勝
「今日は総合でもトップを取れるように、と思って努力しました。レーサに抜かれた後でも頑張ったし、エンジン壊さずに済んだので良かったかな。最後は2位の人に迫れれて、かなり焦ったけど。これからもエンジンが壊れない限りは勝てるように頑張ります」


69分クラス
午後の69分クラスは今回も大量エントリー。全53台での混走レースとなった。4ストミニ、MX85、レディス、110の順で車両搬入が開始される。
スプリント並みのスピードで行われるファイヤーEDは、ローリングスタートも重要な勝利の鍵となる。マーシャルの先導で1周を終えると、2周目からレースがスタート。ゼッケン#1のMr.G(CRF150F)が先頭に立つ。2番手には#3長澤昌紀(KLX125)が付けていた。125ccは不利にも思えるが、この日の長澤は乗れているのかトップ後藤に食らい付いていく。3番手には#2堀中清(CRF150F)が付けていたが、7周目に#7藤堂豪(CRF150F)がパスして3番手に浮上した。
序盤から飛ばすMr.Gは早くも大量リードを築いてトップを独走。早くも逃げの体勢に入る。だが、#2藤堂もハイペースで追い上げ、Mr.Gのリードをどんどん削っていく。その背後には#8関邦治(CRF150F)もひたひたと追い上げてきている。
12周目、最速ラップとなる2分57秒をたたき出した#182遠藤和宏(CRF150F)だったが、ブレーキトラブル発生により後方集団から抜け出せない。常連の#43木内、#207戸田父も今回はペースが上がらず、後方に埋もれていた。
そして13周目、ようやく藤堂が長澤を捕らえ2番手に浮上すると、関も長澤をパスして3番手に。この2台の2位争いはハイペースで続いたが、すでにMr.Gは遠く21秒リードに守られていた。結局、ラスト10分も危なげない走りで周回を重ね、余裕でチェッカー。昨年のチャンピオンはやはり強かった。2位藤堂は最後まで追い上げて、Mr.Gの背中が見えてきていたのだが、惜しくも届かなかった。3位は関が入り、4位にはスタート15番手から追い上げた#50あばれ馬が入る。5位木内は「ファイナルラップで抜こうと思っていたら、チェッカーだった」と、満足のいかない結果に終わる。上位6台は4ストミニが独占した。
7位に、MX85最上位の岡野光吉(CRF150R)が食い込みクラス優勝。そして総合24位には、110クラス優勝の#617ROKU(CRF50)が入る。レディスクラスの優勝は#74翁川直美(CR85)、総合41位という結果に。
みなさんお疲れ様でした!

 

#1 Mr.G
4ストミニ ウルトラ 優勝
「何しろゼッケン1なんで、今日は楽させてもらった。序盤リードして逃げ切らせてもらったんで、次は大きいゼッケンで後ろから行きたいと思います。でもまさか最後に藤堂さんが来るとは思ってなかった。大分迫られちゃいました。危ない危ない」

 

 

#7 藤堂豪
4ストミニ ウルトラ 2位
「うしろから#8が来ていたので、最後まで緊迫したレースで疲れた。でも、おかげでチェッカーまで気の抜けないレースになって、それでトップの後藤君にも追いついたんで、良かったんだけど」

 

 

#207 戸田茂
4ストミニ スーパー 優勝
「途中、女の子をパスしようとしたらジャージの袖がバイクと絡んでしまって危なかった〜。今日はうしろからのスタートだったけど、レベルが高くて追い上げられなかったです」

 


#110ROKU
110 スーパー 優勝
「今日の勝因は、腕が上がらなかったことですね。ま、マシンが良かったってこともあるけど、それ以上に4ストミニのオジサマ達のラインを真似て走ったのが結果につながったみたいです」

 

#101井原社長
110 ビギナー 優勝
「戸田さんの前で蛇行運転して、邪魔しちゃいました(笑)」

次回は、6月22日です。また、同じ顔ぶれでバトルをしましょう。リベンジに燃えている人は・・・・多いようですから、、





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