Report by sakumax

photo by ka-c。
協賛各社(順不同)
株式会社 ウエストウッド井原商会   ステーキケンタス   T.E.Sports   ウィリー松浦   ガエルネ   SusieDigits
■ROUND-4(最終戦)
開催日 :9月14日(日)
会 場 :白河エンジョイスポーツランド
天 候 :晴れ
コンディション:ミディアム
■リザルト

■ヒート1
 ●総合
 ●クラス別
 ●年齢別


■ビギナー
 ●総合
 ●年齢別

■ヒート2
 ●総合
 ●クラス別
 ●年齢別


ヒート1・2総合

■ラップチャート

ヒート1
ヒート2

■MYフォトグラフ

受付パドック・ブリーフィング等
ヒート1_120m
ビギナー_60m
ヒート2_90m
表彰式・その他

おまけ山カメ

 

土曜日にまとまった雨が降る・・・・なんていう予想も外れて、日中はドンヨリ曇り空。

コースも出来上がり、「コースも面白いし、天気予報も外れたみたいだし、明日はバッチリだぜーー!!」。ウキウキ気分でお風呂、夕飯、すこしマッタリして、明日に備えて床についた。が、しかしその時、、、

ものすごい勢いで雨が・・・・ちょっとブルーになりながらどうする事も出来ずに、そのまま眠りにつきました。朝には止んでますように・・・。神様お願いいたします。

目覚めたときには、雨も止んで気持ちの良い少し肌寒い風が吹いていて、秋の気配を感じずにはいられませんでした。さーて、今日のコースはどんな設定にしようかなァ〜!

結局、天気予報通りとても気持ちの良い秋晴れになって、コースも急速に乾き、ヒート1とヒート2のコース設定を変更する作戦で、満足してもらえないかと企みながら準備を進めるのでありました・・・・。


【ヒート1】

諸般の事情により今回が最終戦となったヒーローズEDだが、ビッグなチャンスが舞い込んできた。なんと両ヒートの総合優勝者にはJNCC最終戦AAGP参加費ご招待の切符をプレゼント!これは俄然やる気が出る。
前日の夜に雨が降り出したため、コースコンディションはウエットな部分が多い。しかし雨は止んでおり、天候は回復しつつある。水はけのよい白河で好レースが期待できる。

8時55分、アンリミテッドクラス、ライツクラス、ミニモト/マチノリとコースインしてローリングスタート開始。120分の戦いの火ぶたは切って落とされた。
隊列は#1邊見徳郎を先頭に、#80菊地、#9まくす、#48高仲浩、#18持田晃と続く。開幕戦で総合優勝した#6濱田浩次は6番手から発進した。
レースは2周目に突入。マーシャルがコースアウトして、いよいよここからが勝負となる。林間区間での混乱をすり抜けてトップに浮上したのは、やはり濱田。それを高仲が追走する。早くもトップ2台が激しいバトルを見せている。が、なんとMXコースで濱田がエンスト!これにより、難なく高仲がトップに浮上した。

レースは3周目に入り、高仲は林間区間で差を広げ、12秒にリードを拡大。このままいけばひょっとして、と思った瞬間、今度はその高仲がMXコースで転倒を喫す!もったいない。これで首位は再び濱田のものとなり、38秒遅れで高仲がレースに復帰。そして3番手には#12縣毅史、4番手に#15ヘルメットおやじが追い上げてきていた。
レースは4周目に入り、高仲は激しい追い上げを見せて1周で10秒近く詰めてきた。そして5周目には25秒差まで接近。濱田を射程圏内にとらえようとしていた。が、つづく6周目にミスしたか5番手にポジションダウン。代わって2番手に浮上したのはヘルメットおやじだった。7番手からコツコツ追い上げて来ていた。
レースがちょうど半分の10周目に突入するころから、2番手ヘルメットおやじのペースが上がりはじめる。どうやらMXコースのジャンプに体が慣れてきたようだ。一方、高仲は4番手のポジションから再び追い上げを見せ、前を走る3番手の縣とバトルを繰り広げていた。
そしてレースは12周目、ついに高仲が縣を捕えて3番手に。得意の林間コースでポジションを上げてきていた。さらに高仲はヘルメットおやじも狙っている。一方、トップの濱田は周回遅れに阻まれて、なかなかペースを上げられないでいた。
ヘルメットおやじにサイドbyサイドでしかける高仲は、続く13周目に午前中の最速タイム5分01秒をマーク。そしてヘルメットおやじをパスすると、鬼神の走りで濱田に接近する。14周目には2台の差が17秒に縮まり、さらに林間区間で2秒詰めてくる。濱田危うし!?流れは完全に高仲の方へと向いていた。同門対決の決着や、如何に。
そしてレースは15周目、トップ濱田と2番手高仲の差は9秒に。続く16周目には、ついに2台がテールtoノーズとなる。MXコースで濱田のインを刺す高仲。しかし、ここで痛恨の転倒!だが、エンストは免れすぐに復帰。これにより2台の差は開くと思われたが、高仲は再びテールtoノーズに持ち込む。そして2台は林間コースへと消えていった。はたして先に戻ってくるのはどっちだ?
しかしここで、開幕戦同様のマシントラブルが高仲を襲う。アグレッシヴなライディングが祟ってか、フロントタイヤがパンクしていたのだ。それに気を取られているうちに林間の上り坂でスタック!1回下がって上がり直している間に大きくタイムロスしてしまう。このミスにより一気に5番手までポジションダウン。ゴーグルを外して戻ってきた。
これで勝負は確定的となる。トップを死守した濱田は、2番手ヘルメットおやじに20秒ほどのリードをキープしながらクルージング。一方、そのヘルメットおやじは濱田の背中が見える距離にきてはいるが、終盤に差し掛かり無理はしないようだ。
レースは結局、デッドヒートの末に22周を逃げ切った濱田が総合優勝。そして、最後に10秒差まで詰め寄ったヘルメットおやじが2位。ライツノービス優勝となる。

#6 濱田浩次 ヒート1優勝 アンリミテッドエキスパート
「レース序盤は周遅れをかわそうとしてエンストしたり、ミスもありました。高仲さんが迫ってきたときはヤバっと思ったんだけど、転んでくれたんで終盤は楽になりました。スピードは向こうが上なので、次はどうなるかわからないですね。」



#15 ヘルメットおやじ ヒート1 2位 ライツノービス
「何も考えずに走っていたが、途中#48の人が速くて後ろに付けていたらペースアップできた。みんな簡単にジャンプ飛んじゃうので、それを見て自分も飛べるようになりました(笑)」


【ビギナー】

11時30分、ビギナークラス60分耐久がスタート。伴走者付きのレースは序盤から#3ユハ・カンザブロウが独走状態。唯一、フルサイズでビギナー参加のユハだがレースはこれが初体験。終始トップのまま9周して、見事にチェッカー。初レースで初優勝となる。2位に#101井上拓海、3位に#39ひで が入った。いつもはヒーローズキッズでブイブイいわしている二人もさすがにアップダウンの激しコースでの耐久レースはどうだったのでしょうか?お父さんと一緒に走れる環境ってなかなかないから見ていて「ホッ」としますネ!親子で参加お待ちしておりま〜す。そして4位に入ったnao選手は、#9まくす選手の奥様で、今日は乳飲み子抱いての参加。しっかりとオフロードを二人で満喫されておりました。??あれ!お母さんが走って旦那が伴走???お子様はどこ?ご安心あれ!お友達がしっかりと見られてて、コースサイドで乳母車で子守り&お母様の応援してました。1時間は長かったのか?短かったのか?みなさん最後まで走りきって、すっかりエンジョイしていました!これでハマってくれると良いですね。

         

#3 ユハ・カンザブロウ   ビギナー クラス優勝 (124)
「30分過ぎたあたりからキツくなってきました。初レースなんでビギナーに出てしまってスイマセン。来年はノービスに出ます!自走で(笑)」

 


【ヒート2】

ランチタイムを挟み、13時30分に午後の90分が開始される。今回はスプリントコースのジャンプ形状が逆回りだと難しい点を考慮して、正回りのまま。そして、午前中には使用できなかった尾根伝いのスカイラインをコースに含めて長くしたレイアウトでのトライ! 路面はほぼ完全なドライとなり、MXコースではほこりが立つほど。
マーシャルを先頭に#6濱田、#48高仲、#80菊地、#18持田が隊列を組んで奥の林間コースへと消えていく。この4台がトップグループを形成して2周目に突入。ここからレースが始まる。
いきなりトップを奪ったのはヒート1勝者の濱田。そして、スピードでは濱田と互角かそれ以上のものを持っている高仲が2番手で付ける。3番手以降は徐々に引き離されていった。そしてレースは3周目、濱田と高仲はテールtoノーズの状態で奥の林間コースへと吸い込まれる。まさかここに、魔物が潜んでいようとは。

 


トップで戻ってきたのは菊池(CRF250X)だった。後続は、誰も来ない。
この時、コース奥のスカイラインでは渋滞が発生。唯一回避することに成功した菊池だけが、4周目に突入したのだった。コースは急きょ午前中と同じレイアウトに戻されたが、2番手の濱田が戻ってきたのはトップ通過から2分30秒後のことだった。そして3番手には高仲が続き、4分42秒の驚異的なタイムをマークして追い上げる。しかし、この走りがレース後半に仇となることに。


レースは9周目に入り、120秒のリードを保っていた菊池がピットイン。トラブルかと思いきや、そうではなかった。予定通りに第二ライダーの今泉(EC200)にバトンタッチ。そう、2人組だったのだ。濱田はこれで千載一遇のチャンスを得る!2分の差が30秒に詰まった。レースは終盤に入り緊迫感が増してくる。

レースは10周目、濱田は激しい追い上げでトップの今泉を20秒差まで追い上げる。一方、3番手の高仲はこの後、11周目に4分38秒のファステストをたたき出す。だが、代わってコースインした今泉も徐々にペースを上げている。レースはすでに1時間が経過し、体力的には誰よりも有利といえる状況だ。

レースは12周目に入り、トップ今泉と2番手濱田との差は15秒。背中が見えている。いつもならここで一気に仕掛けてくる濱田だが、どうやらペースが上がらないようだ。実は濱田のマシンにもトラブルが発生。ヒート1の高仲と同様にフロントタイヤがパンクしていたのだった。その高仲も、ファステストを記録した後はペースが落ち始める。アグレッシヴに攻め続けた結果、体力が限界に達してしまったようだ。そして高仲は16周目に自らピットイン。チェッカーを待たずしてフィニッシュとなってしまう。
レースは結局、ファイナルラップまで一進一退の攻防が続く。が、しかし周回遅れに阻まれ、さらにフロントタイヤもパンクしているとあっては、さすがの濱田も無理できない。そして今泉はラストスパートでリードを拡大して、チェッカーまで逃げ切る。チーム戦略が見事に的中し、菊池/今泉組が栄光のヒート2総合勝利を手にした結果となった。
そして2位にはアンリミテッドエキスパートの濱田が入り、クラス優勝。JNCC最終戦AAGPへの切符が手渡されることとなった。総合3位はヘルメットおやじが食い込む。
皆さんお疲れ様でした。

#80 菊池/今泉組 ヒート2優勝 アンリミテッドノービス
「渋滞していたけど何故か自分の前だけラインが空いていたので、エイ行っちゃえ!って感じで通過しました。他にも抜けた人が前にいたかもしれないので、トップとは分からず走ってました」菊池
「菊池さんが渋滞をすり抜けたので、2番手と差があるのは分かっていた。それで交替して、後ろに来ているのも分かっていたので頑張りました!年なので、あまり長くは走れないので(笑)」今泉



#6 濱田浩次 ヒート2 2位 アンリミテッドエキスパート
「残り5周くらいでパンクしてしまいました。序盤の渋滞で#80の人が抜けたのは見えていたので、追いかけたんですが。分かっていたけどジャンプ飛んでしまったのでリム打ちしたかも。最後は手に来ました。今日はタフなレースでした。AAGPは以前にも出たことがありますが、今回は選ばれて行くので10位以内を目指します!」



#58 森次夫   マチノリ 1/1 クラス優勝
「エンデューロは時々出ますが、今日は一人しかいなかったのが寂しかったですね」

 

 


#5 鈴木健治   ミニモト 2/2 クラス優勝
「あちこち出てますけど優勝ははじめて。今日は上りが面白かった。次回はもっと奥までいきたいですね」

 

 


#11 濃い目太郎 ライツエキスパート 1/1 クラス優勝
「白河ははじめてだったんですけど、すごい面白いコースでした!」

 

 


#15 ヘルメットおやじ ライツノービス 1/1 クラス優勝
「来年50歳ですから、これ以上は無理です。前に1位になったのは、もう記憶にないくらい昔のことですね」

 


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