Report by sakumax

photo by ka-c。
協賛各社(順不同)
株式会社 ウエストウッド井原商会   ステーキケンタス   T.E.Sports   ウィリー松浦   ガエルネ   SusieDigits
■ROUND-1
開催日 :6月1日(日)
会 場 :川西モトクロス場
天 候 :晴れ
コンディション:ミディアム
■リザルト

■ヒート1
 ●総合
 ●クラス別
 ●年齢別


■ビギナー
 ●総合
 ●年齢別

■ヒート2
 ●総合
 ●クラス別
 ●年齢別


ヒート1・2総合

■ラップチャート

ヒート1
ヒート2
ビギナー

■MYフォトグラフ

パドック・ブリーフィング等
ヒート1
ビギナー
ヒート2
表彰式

前日からの雨で、午前中は滑りやすいコンディションでしたが、日が高くなるにつれ路面も乾いてきて、終わってみればとてもエンデューロ日和な一日でしたね!ラップチャートでは、皆さんの周回数毎のラップタイムを表にして作成しました。ラップチャートと合わせて見るとレース当日の流れが思い出せるのではないでしょうか?


前日まで降り続いた雨のおかげですっかりマディコンディションとなった川西モトクロス場。しかし、朝にはまぶしい太陽が照りつけて急速に変化するであろう路面に対処することができるかどうか、ライダーのスキルが試される。さらに、ラインが分かれる丸太越えのセクションや、「ヤチ」と呼ばれる湿地のセクションなど、バラエティ豊かなシチュエーションも用意され、中級〜上級ライダーにも攻め応えのあるコースレイアウトが完成。勝負の行方を大きく左右することになる。

【お詫び】 MYフォトグラフ で皆様の勇姿を残すべくいっぱい撮っていたのですが、残念ながら記憶媒体の一部不具合のため掲載できない画像が発生いたしました。誠に申し訳ございません。画像を見て頂いて 「あれっ」っと思われることがあるとは思いますが、あらかじめご了承いただきたくお願い申し上げます。次回はしっかりとおさめさせていただきます。

【ヒート1】

午前9時、120分のヒート1がはじまる。追い越し禁止のローリングスタートから渋滞が発生してしまう波乱の幕開けとなり、#45、#70、#34がスタックしてしまったようだ。そして2周目からレースが始まると、なんと先頭を走っていたはずの#74チームクレイジーダックスの細内/土屋組が戻ってこない!そして2番手に付けていたはずの#97矢崎勝郎も転倒により後退してしまう。目まぐるしく入れ替わる上位陣。これでトップに浮上したのは#111スナフキン。ミニモトクラスのCRF150RIIが先頭を走る序盤の展開とは、誰が予想したであろうか!?2番手には#17カラテ☆ライダーが浮上する。スタックした車両に絡んでしまっていたのだが、その後は一気にポジションを挽回。そして3番手に#7神田隆博が付けてきた。上位3台は安定したペースで周回するが、ここでなんとベテラン神田が勝負に出る。4周目カラテ☆ライダーに急接近すると巧みなライン取りを見せる神田。一気にパスして2番手に浮上した!そして立て続けにスナフキンにも襲いかかると、ついにトップに浮上!「大番狂わせ」、と言っては失礼だが‘94RM125を巧みに操る神田は、53歳のライツノービスにエントリーする超ベテランライダー。まさかトップを快走するとは、御見逸れいたしました。そして神田は早くも17秒のリードを築き、逃げ始める。カラテ☆ライダーもスナフキンをパスして2番手に。レースは上位4台のデッドヒートとなっていく。

さらに後方では#8のチームダートロデオ、新井・日野・五十嵐組が着実に順位を上げてきた。1周目の11番手から5周目には4番手まで浮上し、そしてスナフキンをオーバーテイク。ミニモトではダントツなスナフキンも、相手がフルサイズではさすがに辛いか?!ポジションダウンを強いられた。レースは7周目に入り、トップ神田のリードは40秒に広がる。ラップタイムはついに5分を切り、4分50秒に。2番手のカラテ☆ライダーより5秒も速い!まさに驚異的なペースだ。一方、そのカラテ☆ライダーは10周目に緊急ピットインする。転倒に巻き込まれたときに外れかかっていたハンドガードを取り去ると、素早く給油を済ませてピットアウト。そしてカラテ☆ライダーがピット作業中に2番手に浮上した新国・日野・五十嵐組だったが、チェックポイントでパイロンを倒してエンスト。これでかなりタイムロスしてしまう。もったいない!

そして14周目に入り、再びカラテ☆ライダーが2番手に返り咲くと、ここから息を吹き返したかのような激しい追い上げを見せはじめる。一方、後方からポジションを上げてきた矢崎が、3番手にポジションを回復。そして新国・日野・五十嵐組はライダー交代でまたもやタイムロス。ポジションを5番手まで下げていた。

緑深い山中にカン高い2スト125サウンドを響かせながらトップを快走する神田に、ズ太い2スト250の排気音で猛チャージするカラテ☆ライダー。レースは後半に入り、路面コンディションはドライになりつつある。残り時間は35分となった16周目、同一周回なのは上位4台。だが、4番手スナフキンの背後にトップ神田が迫る。その背後にはカラテ☆ライダーが驚異的なタイムをマーク!神田が4分50秒台で安定周回するのに対し、カラテは4分30〜40秒台に入れてきた!2台の差はジャスト1分!残り時間を考えると、最後にワンチャンスありそうな気配がするが・・・。

レースは19周目に入り、トップ神田と3番手カラテ☆ライダーの差は30秒に縮まる。ここで最速ラップをマークしたカラテは追撃の手を緩めない。21周目には15秒差まで急接近。そして22周目、周回チェックポイントでアクシデントが発生する。周遅れの1台がエンストし、それに#202樟健二が詰まって転倒。これによりシケイン内で渋滞が発生。運悪くこれにトップ神田も引っかかる。難なくすり抜けることは出来たのだが、これに乗じてカラテは背後に迫る!いよいよ終盤に向け盛り上がる2台のデッドヒート。23周目、ついに2台がテールtoノーズ!まさか120分のヒート1で最後の最後にこんなバトルが待っていようとは・・・。ストレートで並びかけるカラテは、パワーに物を言わせてオーバーテイクに成功する。パスした直後にはテールがスライドして一瞬危ない場面もあったが、なんとか立て直してリードを広げていく。回復した路面コンディションを見方に付け、後半はまるで別人のようなアグレッシブな走りを見せたカラテ☆ライダー。ファイナルラップも見事に走りきり、劇的な逆転でチェッカーを受ける。そして2位は、24周中20周トップを走った神田隆博。そして3位の矢崎勝郎までが同一周回という結果に終わった。


#17 カラテ☆ライダー アンリミテッドエキスパート1位  
「1周目でクラッシュに巻き込まれちゃって、ハンドガードが下がってしまい、順位も真ん中ぐらいまで落ちた。それで早めにピットインして給油も済ませた。でも後半、路面が乾いてきてからペースが上がった。今日のコースはどこよりも周回チェックのシケインが1番キツかった(笑)」

 



#7 神田隆博 ライツノービス1位  
「1周目、いきなり前にいた人がみんな横向いちゃって、抜けるのが大変だった。クラッチが1時間で滑り出したけど、給油もなしで最後まで走り切れた。あと2周あったらガス欠だったかも。丸太のセクションがパッシングポイントになって良かった。ヒート2はオレ、出ないんだよ(笑)」


【ビギナー】

11時半、伴走者をともないビギナークラス1時間レースはスタート。今回はエントリー2台と少々さびしい戦いとなる。トップは#3ミー、そして2番手は#6ひよっこ。この2人は昨年のヒーローズEDでも一緒に参加するお友達。だがレースは遠慮なしの真剣勝負。ミーが序盤から独走状態となる。ヒーローズforアダルト(スプリント)にも出ているだけあってミーの走りはすでにビギナーの域を超えている。一方、ひよっこのマシンはCRM80ということもあり、慎重にマイペースで走行を続けた。コースは大幅にショートカットされているものの、やはりビギナーにはアップダウンが厳しいか。レースは結局、ミーが独走で優勝となる。


#3 ミー ビギナー1位
「楽しかったです。でも、みんなと同じコースは走らなかったので楽だったのかも。林間は行かなくていいです。でも、見てないところでは3回転びましたが(笑)」


#6 ひよっこ ビギナー2位
「いつも誘ってもらっています。なんとか転ばなかったのですが最後はスタンディングもできないくらいでした。でも、楽しかった。レースは今年初めてです」


 


【ヒート2】

午後1時半、90分のヒート2がスタートする。初夏を思わせる強い日差しがコースコンディションを変えていく。正周りが逆周りに、マディがドライに変わり、エントラントには1日で2度オイシイ展開となった。
オープニングラップ、#111スナフキンがトップでレースが始まる。2番手には#74RM-Z450のチームクレイジーダックス細内・土屋組、そして3番手に#120関誠がTT-R125で頑張っていた。ヒート1優勝の#17カラテ☆ライダーがその後ろに付けている。この4台がヒート2序盤のトップ争いを繰り広げると、2周目に入り150cc対450ccのアルティメットなバトルが始まる。だが、やはり圧倒的なパワーを誇るRM-Z450の細内・土屋組がストレートで軽々とオーバーテイク。首位に立つとリードを広げる、と思われた3周目に、なんとその細内・土屋組がエンジンストール。しかも450はキックが重くて足付きも悪いので一人ではエンジン始動できない!このワンミスにより、30秒以上のタイムロスし、ポジションを落とすことになる。これで再びスナフキンがトップに返り咲く。しかし、後方からはカラテ☆ライダーが迫る。8秒差を一気に詰めると、3周目の後半でトップに浮上した。ドライ路面では無敵のスピードを誇るカラテ。逆周りでジャンプを攻めることは出来ないが、それでも4分38〜39秒台で周回を続ける。6周目には2番手スナフキンとの差を35秒まで拡大。リードを広げていく。一方、復活した細内・土屋組が3番手にポジションを回復。スナフキンとのバトルが再開することになる。そして6番手からから追い上げていたチームダートロデオの#8新国・日野・五十嵐組は、一度は細内・土屋組をパスしたものの、痛恨の転倒でポジションダウン。2人組対3人組の団体戦も、熾烈さを増しているようだ。

レースは8周目に入り、カラテは1分近いリードを築いて独走状態に。一方、2番手にはチームクレイジーダックス細内・土屋組が浮上。アンリミテッドエキスパートが上位を占める展開となる。3位争いはスナフキンvsチームダートロデオ。9秒差で接近する。そして5番手と大健闘を見せていたTT-R125の関誠だが、ここでマシントラブル発生。なんとチェーン脱落によりマシンを押してピットイン。う〜ん、残念。その後レースに復帰はできたものの、最後尾までポジションダウンした。
レースは10周目に突入。ここでチームクレイジーダックスはピットイン。マシンチェンジ&ライダー交代を行う。この間にチームダートロデオが2番手に浮上。しかしそのチームダートロデオも14周目にはピットイン。ここで燃料補給の時間を短縮するためマシンをチェンジ!「本当はライダーも交代する予定だったけど、なんか調子良さそうなんであいつに行かせました」とライダーの一人が話してくれました(笑)。
一方、マシンがRM-Z450からYZ250Fに代わりライダーも交代したチームクレイジーダックスは、最速ラップを更新。4分22秒という圧倒的なタイムで追い上げる。15周目にはチームダートロデオを捉えて2番手にポジションを挽回!だが、追撃もここまで。残り時間は15分となり、すでにトップのカラテは1分40秒もの大量リードに守られて、はるか先をクルージング。そしてレースはファイナルラップ。優勝を確信したカラテ☆ライダーはウイリーし過ぎてバランスを崩すお茶目な一面を見せつつも、他を寄せ付けない見事な走りで両ヒートを制し、完全優勝を決めた!

 


  #17 カラテ☆ライダー アンリミテッドエキスパート1/1
「ヒート1は何位だか分からなかったので、自分が1位でビックリでした。ヒート2はスタッフの人が順位を教えてくれて助かった」

 


#74 細内・土屋組 チームクレイジーダックス アンリミテッドエキスパート3/2
「今日はよくエンジンが止まりました。自分がオーバーヒートしそうでしたね」 ⇒

 


#8 新国・日野・五十嵐組 チームダートロデオ アンリミテッドノービス1/1
「最高でした。ヒート1の方が面白かったですね。マディは得意じゃないんですけど」

 

 

 

#111 スナフキン ミニモト1/1
「今日は天候が変わってしまったのですが、マディの方が良かったです」 ⇒

 


#20 川口毅 ライツノービス2/1
「レースは初めてではないですが、表彰台は初めて。2ヒート目はチェンジペダルが折れちゃって、2速オンリーで走りました。でもそれが良かったかも?!」

 

 

次回の開催は長野 ”長和” での第3戦となります。夏本番の「長野決選」にぜひ足を運んでください。ビギナークラスも大・大募集です。

7月27日は長和に決まりです!!皆様のエントリー、心よりお待ちしております。お友達をお誘いいただいて参加ください。



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