Report by
sakumax photo by ka-c。 |
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前日からの雨で、午前中は滑りやすいコンディションでしたが、日が高くなるにつれ路面も乾いてきて、終わってみればとてもエンデューロ日和な一日でしたね!ラップチャートでは、皆さんの周回数毎のラップタイムを表にして作成しました。ラップチャートと合わせて見るとレース当日の流れが思い出せるのではないでしょうか? 前日まで降り続いた雨のおかげですっかりマディコンディションとなった川西モトクロス場。しかし、朝にはまぶしい太陽が照りつけて急速に変化するであろう路面に対処することができるかどうか、ライダーのスキルが試される。さらに、ラインが分かれる丸太越えのセクションや、「ヤチ」と呼ばれる湿地のセクションなど、バラエティ豊かなシチュエーションも用意され、中級〜上級ライダーにも攻め応えのあるコースレイアウトが完成。勝負の行方を大きく左右することになる。
【お詫び】 MYフォトグラフ で皆様の勇姿を残すべくいっぱい撮っていたのですが、残念ながら記憶媒体の一部不具合のため掲載できない画像が発生いたしました。誠に申し訳ございません。画像を見て頂いて 「あれっ」っと思われることがあるとは思いますが、あらかじめご了承いただきたくお願い申し上げます。次回はしっかりとおさめさせていただきます。 【ヒート1】
午前9時、120分のヒート1がはじまる。追い越し禁止のローリングスタートから渋滞が発生してしまう波乱の幕開けとなり、#45、#70、#34がスタックしてしまったようだ。そして2周目からレースが始まると、なんと先頭を走っていたはずの#74チームクレイジーダックスの細内/土屋組が戻ってこない!そして2番手に付けていたはずの#97矢崎勝郎も転倒により後退してしまう。目まぐるしく入れ替わる上位陣。これでトップに浮上したのは#111スナフキン。ミニモトクラスのCRF150RIIが先頭を走る序盤の展開とは、誰が予想したであろうか!?2番手には#17カラテ☆ライダーが浮上する。スタックした車両に絡んでしまっていたのだが、その後は一気にポジションを挽回。そして3番手に#7神田隆博が付けてきた。上位3台は安定したペースで周回するが、ここでなんとベテラン神田が勝負に出る。4周目カラテ☆ライダーに急接近すると巧みなライン取りを見せる神田。一気にパスして2番手に浮上した!そして立て続けにスナフキンにも襲いかかると、ついにトップに浮上!「大番狂わせ」、と言っては失礼だが‘94RM125を巧みに操る神田は、53歳のライツノービスにエントリーする超ベテランライダー。まさかトップを快走するとは、御見逸れいたしました。そして神田は早くも17秒のリードを築き、逃げ始める。カラテ☆ライダーもスナフキンをパスして2番手に。レースは上位4台のデッドヒートとなっていく。 さらに後方では#8のチームダートロデオ、新井・日野・五十嵐組が着実に順位を上げてきた。1周目の11番手から5周目には4番手まで浮上し、そしてスナフキンをオーバーテイク。ミニモトではダントツなスナフキンも、相手がフルサイズではさすがに辛いか?!ポジションダウンを強いられた。レースは7周目に入り、トップ神田のリードは40秒に広がる。ラップタイムはついに5分を切り、4分50秒に。2番手のカラテ☆ライダーより5秒も速い!まさに驚異的なペースだ。一方、そのカラテ☆ライダーは10周目に緊急ピットインする。転倒に巻き込まれたときに外れかかっていたハンドガードを取り去ると、素早く給油を済ませてピットアウト。そしてカラテ☆ライダーがピット作業中に2番手に浮上した新国・日野・五十嵐組だったが、チェックポイントでパイロンを倒してエンスト。これでかなりタイムロスしてしまう。もったいない!
そして14周目に入り、再びカラテ☆ライダーが2番手に返り咲くと、ここから息を吹き返したかのような激しい追い上げを見せはじめる。一方、後方からポジションを上げてきた矢崎が、3番手にポジションを回復。そして新国・日野・五十嵐組はライダー交代でまたもやタイムロス。ポジションを5番手まで下げていた。
緑深い山中にカン高い2スト125サウンドを響かせながらトップを快走する神田に、ズ太い2スト250の排気音で猛チャージするカラテ☆ライダー。レースは後半に入り、路面コンディションはドライになりつつある。残り時間は35分となった16周目、同一周回なのは上位4台。だが、4番手スナフキンの背後にトップ神田が迫る。その背後にはカラテ☆ライダーが驚異的なタイムをマーク!神田が4分50秒台で安定周回するのに対し、カラテは4分30〜40秒台に入れてきた!2台の差はジャスト1分!残り時間を考えると、最後にワンチャンスありそうな気配がするが・・・。 レースは19周目に入り、トップ神田と3番手カラテ☆ライダーの差は30秒に縮まる。ここで最速ラップをマークしたカラテは追撃の手を緩めない。21周目には15秒差まで急接近。そして22周目、周回チェックポイントでアクシデントが発生する。周遅れの1台がエンストし、それに#202樟健二が詰まって転倒。これによりシケイン内で渋滞が発生。運悪くこれにトップ神田も引っかかる。難なくすり抜けることは出来たのだが、これに乗じてカラテは背後に迫る!いよいよ終盤に向け盛り上がる2台のデッドヒート。23周目、ついに2台がテールtoノーズ!まさか120分のヒート1で最後の最後にこんなバトルが待っていようとは・・・。ストレートで並びかけるカラテは、パワーに物を言わせてオーバーテイクに成功する。パスした直後にはテールがスライドして一瞬危ない場面もあったが、なんとか立て直してリードを広げていく。回復した路面コンディションを見方に付け、後半はまるで別人のようなアグレッシブな走りを見せたカラテ☆ライダー。ファイナルラップも見事に走りきり、劇的な逆転でチェッカーを受ける。そして2位は、24周中20周トップを走った神田隆博。そして3位の矢崎勝郎までが同一周回という結果に終わった。 #17 カラテ☆ライダー アンリミテッドエキスパート1位
【ビギナー】 11時半、伴走者をともないビギナークラス1時間レースはスタート。今回はエントリー2台と少々さびしい戦いとなる。トップは#3ミー、そして2番手は#6ひよっこ。この2人は昨年のヒーローズEDでも一緒に参加するお友達。だがレースは遠慮なしの真剣勝負。ミーが序盤から独走状態となる。ヒーローズforアダルト(スプリント)にも出ているだけあってミーの走りはすでにビギナーの域を超えている。一方、ひよっこのマシンはCRM80ということもあり、慎重にマイペースで走行を続けた。コースは大幅にショートカットされているものの、やはりビギナーにはアップダウンが厳しいか。レースは結局、ミーが独走で優勝となる。
【ヒート2】
午後1時半、90分のヒート2がスタートする。初夏を思わせる強い日差しがコースコンディションを変えていく。正周りが逆周りに、マディがドライに変わり、エントラントには1日で2度オイシイ展開となった。
レースは8周目に入り、カラテは1分近いリードを築いて独走状態に。一方、2番手にはチームクレイジーダックス細内・土屋組が浮上。アンリミテッドエキスパートが上位を占める展開となる。3位争いはスナフキンvsチームダートロデオ。9秒差で接近する。そして5番手と大健闘を見せていたTT-R125の関誠だが、ここでマシントラブル発生。なんとチェーン脱落によりマシンを押してピットイン。う〜ん、残念。その後レースに復帰はできたものの、最後尾までポジションダウンした。
#17 カラテ☆ライダー アンリミテッドエキスパート1/1
#111 スナフキン ミニモト1/1
次回の開催は長野 ”長和” での第3戦となります。夏本番の「長野決選」にぜひ足を運んでください。ビギナークラスも大・大募集です。 7月27日は長和に決まりです!!皆様のエントリー、心よりお待ちしております。お友達をお誘いいただいて参加ください。 |
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